魂柱調整 | ももじろう日記

ももじろう日記

関西フィルに所属するヴァイオリニストの日常

 今夜は我が関西フィルの定期演奏会。吉松隆、シベリウスの作品を演奏する。

 午前中時間が空いたので、私の楽器の魂柱を調整する。季節毎に湿度、温度、身体の疲れ方が違う。楽器のコンディションも季節によって変わるので音量、反応、響き、弾きやすさなど、どの要素を重視するかを考えて、調整を変える。最近は音量は出るが、響きが詰まり気味なので、今回は魂柱のはまり具合を若干浅くして、余韻を多くしてみる。魂柱の位置は、縦方向は駒から2,5ミリ強離し、横方向は足と面一に。弾き込むと若干変わるが、しばらくこの調整で使ってみよう。