まだまだ忙しいには忙しいのですが、書きたい事が出来たので。

 

私は高2の秋ごろ、真面目な私を殺しました。

 

というと大袈裟にも思えますが大真面目に書いています。

 

毎日友達の前で笑顔を絶やさず、部活でもチーフとして後輩に丁寧に指導し、課題も遅れずにやって、学校にも毎日通う。同好会の会長として会も開く。

 

友達の誕生日とあらば手作りのケーキを一週間前から準備し、夜更けまで作っていて父親に怒られ、それでも毎回毎回、遊びに行くときも作って持っていく。

 

全部好きでやっていました。私はそうしている私が好きでした。

真面目に授業も聞いていました。

しかし成績が伸びずに悩んでいました。

 

毎日、勉強する気はあるのに気付いたら時間が過ぎていて、

定期テストではいつも成績不振でした。

 

1年次の担任の先生のクラスは、特別な頭の良いクラスでした。

そのクラスに必ず帰ると、その先生と約束していたため、なんとしても成績をあげたかった。

 

勉強以外、頑張っている事は、挙げてみればたくさんあったのですが。

私はこんな怠惰な自分なんて死んでしまえばいいと毎日自分を呪いました。

学校ではずっと笑顔ですが、帰路につくと毎日泣いていました。

 

そうしてだんだんと心身を病んでいきました。

失敗ばかり目について気にしていました。

 

友達とカラオケに行った日に、作ったケーキが持ってきた時にはぼろぼろでした。

”楽しみにしてくれていた友達を落胆させてしまった”

そのことが恐ろしく申し訳なかったため、ずっとその気持ちを引きずったまま一日過ぎました。

 

次の日が学校でした。提出のプリントをやり終える前に寝てしまった私は、友達に「見せて」と言われて自分も終わってない事がまた恐ろしく申し訳ないと思い、すぐに取り掛かりました。

しかしその日はプリントが多く終わりません。

 

 

終わらないうちに出る時間が来てしまいました。

 

英語のプリント。

 

厳しくて私が心から慕っていた、元担任の先生の授業のプリント。出さないと叱られます。

 

外は小雨が降っています。

 

考える間に、刻刻と時は過ぎていきます。

 

 

 

その時、私の中で何かが壊れました。

 

もう、どうにでもなってしまえと思いました。

もう、友達も先生も親も裏切ってしまおうと。嫌われてしまおうとおもいました。

 

そして、学校とは反対方向の電車に飛び乗りました。

 

 

 

解き放たれて、私は自由でした。

誰からも何も言われることは無い。

好きなものを好きだと言って良くて、好きな時に休んでいい。

とても楽しかったです。

 

色んなものを見て、歩き疲れました。

夕方、19時頃に母から電話が来ました。

無断欠席に次いで、家出でもあったので、本当は帰りたくもありませんでしたが

仕方なくその日は家に帰りました。

 

 

 

 

 

 

 

こんな話を突然して何かというと。

わたしはこの日を転機に、動作が全てゆっくりに、思ったように動けなくなりました。

また、締め切りが近くなると諦めがちになりました。

頭のもやはだいぶ晴れましたが、もやによって記憶力も下がったような気がしています。

 

 

でも、今日の心理学の授業を聞きながら一つ思いました。

 

 

おかしかったのは、”それまで”であって”今”が正常ではないかと。

 

 

私は以前も話したように、小中と様々なところからいじめを受けました。

それの後遺症のようなもので、解離状態になっていたのが”それまで”だったのではないか、

と、今日の授業中にひらめきました。

 

過剰適応により周囲の期待に添いすぎる、自分の意思が分からない解離状態

 

これはしかし、これを当たり前として毎日過ごしていれば、自動でたくさんの情報をすぐに処理し、相手に答えるがするする出来るようになるわけです。

これが普通だった以上、いきなり「真面目に生きるのやめた」と、他の人からの期待に添わない人生を歩みだすと、赤ちゃん並みに自分の意思が分からないので路頭に迷います。

 

どう行動していいかわからなくて、どうやって受け止めたらいいか分からなくて。

 

そうしてすべてゆっくりになったり、記憶力、というかきっと処理能力です。処理能力が落ちてしまっている状態が”今”なのです。

頭のもやは恐らく自分の思考や行動が把握、理解できない事によるものでしょう。

 

そう考えると、自分に対しては良い行動を起こせたわけですし、力が衰えたという事ではないのだと思います。

 

 

 

ここまで書いて、一番書きたかったことは、

高2の頃がいまだに理想であると思っているのは勘違いだという事です。

今から新しく自分を構築していくんであって、あのころに戻ってはいけないのです。

 

 

以上、久々のブログでした。