これは書こう書こうと思っていていつ話したものだったか忘れてしまって書けずに放置していたので、やっと見つけられた今もう書いてしまおうと思う。

 

9月19日にLINEで投げかけてきた、私の意見を聞くものだった。

どれだけ人を傷つけないように配慮して発言していても、人を傷つけることがある
→発言に配慮をしなくていい

誰かの言葉で傷ついた人は、その言葉を一生背負って生きてく
→発言に配慮をした方がいい

どんな言葉でも人を傷つける可能性がある
→発言をできるだけ控えた方がいい

 

って全部に納得をしているからこんがらがるんだけどどう思う?

いつもそんな感じで私に疑問を呈してくる。

私は普段、一緒に考えて自分なりの意見を表明するのが好きだったので、いつも通り返そうとも思った。でも妹は考えるのが好きなので、いつものように返すよりも、考える余地があった方がいいのでは?と思い、”もうちょっと考えてみな~”と言うつもりでヒントだけ言った。

 

 

…後日妹が「上手くかわされた」と言ってきたのでちょっと意地悪が過ぎたな、と思った。

私の考えが全てではないのでそこは悪しからず頼むよ、妹。

 

 

 

 

本題に移る。

 

 

まず三つ見た感想としてどれも表面をなぞった様な回答だな、と思う。

確かにそうだがそれだけじゃなくないか?とツッコみたくなる。

別に間違った事言ってる訳ではないし、複雑な思考は全て排除して超簡略化すればそれぞれこの回答になるのであろうことはわかる。敢えてそう書いているんだと私は受け取る。

またそれぞれが不完全だからこそ、三つ連立の回答が生まれたともいえるのだろう。

 

 

 

一つ目の、どれだけ配慮しようとも傷つけるなら発言に配慮しなくてもいい、というのから言うと、傷つける可能性が見えているなら、最低限”この言葉は傷つくだろうか…”という思考も出来るはずだ。

そういった思考さえ出来れば、必然的に他者を傷つけるリスクは低くなるだろう。

 

また、”何を言おうがどうしようもないからあきらめる”というのはあまりにも極端ではないか?

どうしようもない、理解しきれないという不安を持っていられないが為に、配慮の必要性を放棄するのは身勝手じゃないかと私は思う。あと、どうしようもないから対策を考える必要が無い、というのもなかなかに思い切っている。どうしようもなかったとしても、思索する事をやめてしまったら相手のためにも自分のためにもならない。

 

 

 

二つ目、傷ついた言葉を一生背負って生きていくのは最もだが、その責任を全て負う必要性はない。傷をつけた方はもちろん悪いが、その傷をいつまでも克服せずに、過去に囚われ、執着しているのはその傷ついた人だからである。

 

勿論克服できるものばかりでもないにしろ、何度も何度も思い出して傷を抉っていくのは、傷を負ったと喚いて傷の存在を主張し続け、自ら今度はその傷に塩を塗っている本人だからだ。そういう行動に移らない人はとっくに傷は癒えているか、普段の生活では気にかからないものになっている。だから気にするだけ杞憂だ。言動に配慮は必要だが。

 

 

 

三つ目、どんな言葉でも傷つける可能性があるから発言を控えた方がいい、これもまた極端な話だ。他者を傷つけることにこだわりすぎてしまって、”傷つける”か”傷つけない”かの二択でしか判別出来ていない。発言というのは他者を傷つけるのが本来の形ではないぞ。発言というのは自己表現であって、必ずしも他者が深く関与するわけでも、凶器になるわけでもない。そんなに恐れる必要はない。他者に対しての発言であろうと同じ話だ。確かにたくさん発言する事は傷つける可能性を上げるかもしれない。しかし、では今度は相手から「あんまり話してくれないから関心ないんだと思って傷ついた」と言われたら?「言葉数が少ない分一言に注目してしまって一緒にいるのが怖いよ」と言われてしまったら?

発言を控えても相手は傷ついてしまうのではないか?

 

 

ごたごた言ったが、一言で言い表せば気にし過ぎだ。

 

 

これはTwitterでも返信した話なのだが結局、

 

傷つくかどうかは相手次第。その評価は相手がするもの。

だから全く傷つけない事は出来ない。

しかし、最低限、自分が見えている限りの配慮考慮は必要。

 

これが私の意見だ。

ちなみに細かいが、「配慮」は相手がこれは傷つくから言わないでほしいと言ってきた時にしてやってくれ。つまり日頃から”これは言ったら傷つくかもしれない”という可能性を考えて言葉を話す必要があるという事。

 

 

私はこの記事を書くに当たって、ほぼ妹に向けて書いているので、あまりその考慮というやつをしていない。だからもし何か鼻につく言い方があったならそれはすまなかった。

妹の事だからそんなに気にしないんじゃないかと思ってノリで書いてしまったが、少々他の事で今気が立っているので辛辣な言い方になっていたらそれは謝る。