いよいよ、夏本番が近づいてきましたね。
30度を超える気温の中、
市民ランナーにとっては
冬のマラソンで記録を伸ばすために
しっかりとトレーニングを積んでいかないといけません。
この7、8月に
いかに質の高いトレーニングを
いかに体に負荷をかけすぎることなく
行っていけるかが
冬のマラソンで記録を伸ばすための
大きなカギとなります。
ですが・・・
30度を超えるような灼熱地獄の中で
練習することって本当にしんどいですよね。
立っているだけでも暑いのに、
その中で走らないといけない、
トレーニングが大事だとわかっていても
体が思うように動かない、
しかも、嫌でも大量の汗をかいてしまう・・・
実はこの“汗”がとても怖いのです。
あなたは1回の練習でどれだけの汗が
体から出ていっているか知っていますか?
練習の前後でどれだけ体から水分が出ていって
その分、体重がどれだけ減っているか
知っていますか?
30度を超える灼熱のような気温の中、
嫌でも大量の水が体から出ているのです。
ランナーであれば、あなたの体重の2%の
水分が体から出ていった場合には、
既にパフォーマンスレベルが落ちてしまうと
言われています。
体重が60kgの人であれば、
1200mlの水分が体から出ていってしまうと
なたの持っている力を100%出し切ることは
難しくなってしまうのです。
「え、1L以上も水分はでないよ。」
というあなた。
暑い時期であれば、
60分ジョグの後でも、
体重は練習の前後で
1.5kgほど変わってきます。
ちなみに、この1.5kgは
ほとんどが水分が出ていっているだけなのです。
つまりは体重の2%以上の水分が
体から出ているということです。
20km走、30km走をしたら
2kg以上体重が落ちるなんてことは
当たり前のように起こってしまうことです。
しかも、体から出る汗には、
「ミネラル」が含まれています。
汗をかく=ミネラルがなくなるということです。
ミネラルは身体にとても必要な栄養素で
ランナーであれば一般の人よりも意識しないと
いけない栄養素になります。
ただでさえ、「ミネラル不足」と言われている今、
汗をかくことよにって更にミネラルを失うということは
目に見えないだけでとても恐ろしいことなのです。
ここで重要になってくるのが、
「水分補給」
です。
適切なタイミングで、適切な水分を
適切な分だけ補給することが必要です。
水分補給によって
汗によって失われたミネラルを
補うことは本当に大事なことです。
もっと言ってしまえば、
あなたが1時間の練習で
普段どれだけ体重の変化があるのかを
知っておかないといけません。
そして、あなたの水分の取り方が正しいのか
何が足りないのかを知ることで
対策をうつことができるのです。