みなさんこんにちは!
ブロマンス愛をこじらせている私が、「ブロマンス」お勧め作品とネットで見かけたドラマを実際に視聴して「真のブロマンスなのか」を勝手に判定しております。
さて今回は、久々の中国ドラマ『蓮花楼』です!!!
こちらは、2023年の中国時代劇の中でいちばん評価された超話題作として、日本でも2024年3月末からWOWOWで放送が開始になりました。
チョン・イー主演。
敵対していた3人の男たちが、秀でた武術と推理力で陰謀を暴く中で絆を育み成長していく物語です。
Youtubeでは8話くらいまで配信されているので、そこまで無料で観れます(自動翻訳になるけど)。
ちなみに、WOWOWのオンデマンドでは1話無料で観れます。
中国の評価で「女性があまり出てこないけど楽しめた」というような口コミがあり、女性とのLoveが主軸に無い中国ドラマで、さらに私の大好きなミステリー!絶対観るぞ!と、ずっと楽しみに待っていました。
おてんば娘とのラブ史劇はおなかいっぱいなもので…(好きな人すみません)
そして待ちに待った初回放送日・・・2話まで(WOWOWは週2放送)を観た私。
「大変だ…これは完全に私の好きなドラマだ…」
2話でそう確信しました。
まず主役のチョン・イーの役が好き。(主役の役が好きかどうか非常に大事です)
頭が非常によく飄々としていて秘密を抱えた孤独な役…いやこれ全員好きじゃん!!!(主語がでかい)
そして、その脇を固める二人の男も好き。
これ、普通であれば脇を固めるうちの一人は女性になることが多いと思うのですが、今回は両方男です。最高ですね(?)
まずキャストですが、
李蓮花(李相夷)・・・チョン・イー
方多病・・・ツォン・シュンシー
笛飛声・・・シャオ・シュンシャオ
今現在はWOWOWで8話まで放送しておりますが、私は待てなさ過ぎてIQIYIのVIPで27話まで視聴しました。(2024/4/23現在)
爆速で進んでいたのですが、途中から「やだ…私まだ観終わりたくない…」が発動したため、今は1日1話だけにしよう。どんなに続きが見たくてもこれを守るんだ。
と、固く心に誓いちょびちょび進めています。
ちなみに、私は人気俳優であるチョン・イー作品を見るのが今回初めてなのですが、めちゃくちゃいい!!!!
この人のコミカルな演技好きだわ~…と唸りながら観ています。
私は重たい演技よりも、軽い演技を面白く演じられる人に惹かれやすいのですが、チョン・イーはまさにこのタイプ。
(同じ理由でチュー・イーロンも大好き)(ディン・ユーシーの演技も好き)
自分で決めた1日1話だけにしようという誓いのせいで、チョン・イー熱がおさまらず、空いた時間にチョン・イーが出ているバラエティ番組を片っ端から視聴。
あまりの天然さ具合に「この人、なんなんだ?????役はめっちゃカッコいいのに、中の人が天然で可愛いとかそんなこと現実にある????」と、脳が混乱状態に陥る始末。
「え・・・誰より真剣にゲームのルール聞いてるのに、しょっぱなから間違えてるの何事。」
「え???あっち向いてホイ人生でやったことないんか???その鳩みたいな動き何???」
「自分で食べるのに、その量のワサビ自分でいれる…???」
「ていうかドラマではわりと間抜けな坊ちゃん役の彼、めっちゃカッコいい…チョンイーの保護者じゃん」
チョン・イーのバラエティ番組を今現在日本で一番再生している人間は私ではないだろうか。
それくらい観ました。
そこまで沢山出ているわけじゃないので、同じ番組を何回もこすって、何分何秒くらいにこのゲームをやるということまで覚えてしまった。
↑特にこのあっち向いてホイは大変なことになっているのでぜひ。そこから再生できるようにリンクを貼りつけています。字幕は自動翻訳できます。
そうして私は、中も外も最高なチョン・イーに骨抜きにされてしまったのです。
完全に脱線しました。
話をドラマに戻しましょう。
序盤のあらすじです。
「武侠組織「四顧門」の門主・李相夷は相夷太剣で天下の頂点に立ち、武侠界の正道派における輝く光となった。
だが、対立する邪道組織「金鴛盟」の盟主・笛飛声と東海で決戦に挑み、二大巨頭と呼ばれた二人はともに大海の藻くずと消える。
10年後、武術の心得もない流浪の医師・李蓮花(チョン・イー)が、「蓮花楼」という名の小屋を引きながら市井に紛れて暮らしていた。
同じ頃、熱い志に燃えた若者・方多病は、幼い頃に見た英雄・李相夷の幻影を追い、大侠客となる夢を抱いていた。
彼は偶然、李蓮花が“医術”を施す場面に出くわし、詐欺師だと思い込んでしまう。
二人は仲たがいしながらも関わり合い、力を合わせて幾つもの事件を解決に導くのだった。」※海外ドラマNaviより
上記のあらすじだけを読むと、李蓮花(李相夷)&方多病 VS 笛飛声なのかな?と思いがちですが、そう簡単な話じゃないのが「蓮花楼」の面白いところです。
ここからは私が視聴しているところまで完全にネタバレします。
ネタバレ無理な方は即刻閉じてください。
上記に書かれているあらすじが、大体2話くらいまでのざっくりした感じです。
李相夷(主役)は、幼少期から自分の面倒を見てくれていた師兄とともに「四顧門」を設立するのですが、自分の強さに次第に傲慢になっていきます。
そして、それまで一緒にやってきた師兄とそのことが原因で仲違いしてしまいます。
そんな時に、師兄が元々対立していた邪道組織の「金鴛盟」に殺されてしまう…
慌てて駆けつけるも時すでに遅し…そして、その師兄の亡骸が無くなったことから「金鴛盟」の仕業だと、盟主の笛飛声に戦いを挑みます。
これが、東海の戦い。
この東海の戦いで、お互い致命傷を負い、その派生でお互いの組織も壊滅状態に…
この時、どちらも辛うじて生き伸びるのですが、お互いがお互いを「死んだ」と思い込んでいるんですね~
実はその決戦の前に、李相夷は罠にかかり絶対に解毒できないと言われる強力な毒を盛られていました。
なので、笛飛声と戦っている時は実は毒を飲んで弱っている状態だったわけです。
笛飛声は自分が天下一になることしか考えていない男なのですが、卑怯な手を使いたいわけではなく、天下一の称号を持つ李相夷にまっとうに戦って勝って天下一になりたい男。
悪の組織ですが、盟主の心はただ「世界一強い男になりたい」という思いだけ。
じゃあ、誰が李相夷に毒を盛ったのか…?
李相夷はその決戦で瀕死の状態になりますが、自分の内功全てを使い体内にある毒を出します。
そのことで、見た目も何もかも変わってしまった李相夷ですが、その毒は強すぎるため全部は出し切れず、余命10年を宣告されてしまいます。
武功も何もかも失った李相夷は、名前を「李蓮花」と変え、さすらいの医師として一匹の犬とともに、残された10年を使い自分の師兄の亡骸を探す人生最後の旅をします。
そしてその最後の年10年目に、方多病に出会います。
方多病は国で有名な金持ちの跡取り息子として育ちますが、本人は武侠界で成功していつか憧れの李相夷が作った「四顧門」を再建させたいという志があります。
子供の頃から体が弱かった多病は、ある日一度だけ李相夷にあったことがあり、その時からずっと心の師匠として日夜武術の訓練を積んできました。
お金持ちのボンボンということもあり、人を信じやすく間抜けな面もありますが、素直で優しくまっすぐ育った多病は、博識な李蓮花と出会い次第に信頼していくようになります。
しかし、多病が李相夷を慕っていることや、実は相夷の師兄の甥ということがわかり、李蓮花は自分の正体が知られないよう距離を取ろうとします。
でも、多病は離れる気ゼロ。(本当にずっとくっついてる)
薬で眠らされて置いて行かれても、蓮花からお使い頼まれて買いに行って帰ってきたらもぬけの殻になっていても、別々の道を歩もうなど何を言われても、多病はめげません。鋼の心臓の持ち主。
そして、李蓮花のことが本当に大好き…(けなげ)
自分が戦いで重傷を負っても、開口一番「李蓮花は大丈夫???」と聞く優しい男なんです。
何を言ってもずっとついてくる多病に、あきらめて一緒に旅をすることにした李蓮花ですが、とにかく正体がばれないように嘘八百を並びたてます。
それを信じる多病。可愛いけどかわいそう。
そんな二人が、一緒に旅をする中とうとう現れるのが「金鴛盟」の盟主・笛飛声です。
笛飛声も10年間弱った武功を治すためずっと洞窟で治療していました。
6割まで力が戻り、復活した笛飛声を偶然知る李蓮花。
笛が生きていたことを知り、師兄の亡骸の行方を聞くために笛飛声に接触しようと考えます。
一方笛飛声は自分の力を10割に戻すため、治療薬として有名な薬を探しに行きます。
そこで、居合わせた李蓮花に会うのですが、お互い違う姿をしているため気づきません。
しかし、その治療薬を奪って逃げる李相夷独特なステップ(中華ドラマよくあるやつ)を見て、彼だとすぐにわかります。
笛飛声は、自分と対等に戦えるのは李相夷しかいなかったのに、李相夷が死んでしまったため、心にぽっかりと穴が開いた状態で10年間生きていました。(恋煩いすぎる)
それが、李相夷が生きていた!!!!!!死んでなかった!!!!と知り大興奮です。
速攻李蓮花を捕まえ、李相夷生きてたのか俺と戦え!!!!!と、宣戦布告。
しかし、李蓮花は「あんたの望みは叶えられないよ。」と、自分の内功がゼロなことを知らせます。
困惑する笛飛声。
しかも、あの決戦の時は毒を飲んでて本調子じゃなかったことも知ってしまいます。
お前を戻すために俺が治しちゃる!!!万全の体制になってもう一回勝負だ!!!!と、こちらも李蓮花に付きまとうことに。
さらに、李蓮花が知りたかった師兄の亡骸の行方もなぜか笛飛声は知りません。
色々調べていくと、どうやら師兄を殺したのは「金鴛盟」だという嘘の情報を流され、そこから戦いに発展してしまったということがわかります。
誰が何のためにそんなことを・・・?
「四顧門」を潰し、師兄を殺した本当の黒幕は誰なのか?
その謎を突き止めるため、おかしなでこぼこ3人組は謎を少しずつ解きながら旅を続けますが・・・
こんな感じです。(長文すみません)
私が観ている27話までに、本当にめちゃくちゃいろんなことが起こるんですが、とにかく飄々と噓と本当を織り交ぜて説明する李蓮花と、それに丸め込まれる二人の男がおもしろすぎます。
その中で、どんどん仲が深まり信頼関係を築いていく李蓮花と方多病の絆や、昔からの知り合いのような意味深な李蓮花と笛飛声の仲に嫉妬する方多病など、とにかく三角関係もかなり面白い。
男からも女からもモテモテな李蓮花が、大体ずっと困惑してるのも良い。
そして、2話ずつくらいで新しい謎や事件を解決しつつ(しかもそれが全部後に繋がる)進んでいくので、ショートストーリーが好きな人も、大きな謎をじっくり解いていくのが好きな人も、どちらも楽しめる構成になっていて本当に面白いです。
私もこの後を見るのが楽しみ。
ぜひ、どこかで配信されたら観てみてほしいドラマです!
それではまた~