年中の終わりくらいの時のことですが、靴下にこだわりだしました。
まずはじまりは左の靴下。単純に私の趣味で買ったものですが、これか気に入らなかったみたいでものすごーく怒って。
 
いろんなことを「自分でやってみようね」と小さなチャレンジを積み重ねることで成長していくことはWSでもWSでなくっても同じことだと思いますが、支援が必要な子にとっては、「できた♡」と思うこと以上に「できない…」しかもほかの子がすんなりやっていることが「できない…」「できないっ!」っていう体験がどうしても多くなってしまうので、「できない」の印象が強くなって悪循環になってしまうようです。
 
この二次障害を防ぐために、環境に配慮することが大切なんだと思うんですが、どうしても対応は後手後手になってしまい、すでに失敗してやりたくないイメージがついているのでリカバーするのが難しいんですよね。
かといって、このことを主治医の先生に以前相談したら、
「でもそれでいいと思います。さてやるぞっていう課題の時には『ちょっとがんばって、できる楽しさを知ってもらう』ことのできるよう準備したいけど、生活の中でそんなことばかり先回りするのは不可能だし不自然で無意味。」
と言われています。まぁそれもそうですよね。小さな失敗で学ぶことから成長するんですものね。このへんは性格もあるのかもしれませんが、うちの娘はどうもプライドが高いのか、それともやっぱり失敗の積み重ねからくるトラウマなのか「失敗するのが嫌」でやらない、もしくは癇癪を起すことがものすごく多いです。それでほんとに物事が進まない…
 
靴下の話に戻りますね!
この左の靴下は、全体的にくしゅくしゅしていて、ぐいっとひっぱってもぐちゃぐちゃしてるのがまず嫌だったようです。そこから始まって、ひっぱるのが足りないんだと、ぴたっと履けるようぐいーんとひっぱって、すると、かかとがずれる。しかも足首もゆる~い感じで「これでいいの?」って思ってしまったよう(裏表、前後ろがちゃんと履けてるかチェックする上で)。
 
「このくつしたちゃんとはけないんだよぉ~!!泣」
 
と怒るので、ちゃんと履ける靴下探しをすることにしました。
足がぐんぐん大きくなっているのに比べて足首が細いので中々ぴったり履けないんですよね。この前に履いていた靴下は普通のでしたが、一度これで不満を持ってしまったので『ぴったり履ける」ことにすごくこだわるようになってしまいました。「履けてるよ」と言っても「ここがふにゃふちゃしてる~」とかめっちゃうるさくて。
 
無印の「あしなり靴下」というのも良さそう!と思いました(真ん中)が、全体的に自然に楽に履ける形で、どうもダメみたい。この他にも色々試しましたがことごとく×。
そしてもう裸足でいいか…と諦めかけた頃見つけたのが右端のもの。これ男の子用のスポーツタイプ。足首に強めのリブがついています。私だと足むくみそう。笑
これが大ヒット。年長さんずっとこのタイプ履いてました。
足首がギュッとしてるので、「履けた」感覚がしっかりあるようで、足裏部分が多少ずれても強めのリブでひっぱられるので、ぴったりをキープできるという…
 
この靴下でしっかり安心感を取り戻した娘は普通のフィット感の靴下でも大丈夫になりましたとさ。でも、ぴったり加減にはいまだにうるさい。扱いやすい衣服を選ぶというのは、日ごろの小さなイライラ(娘の)を避けるために結構大事かなと思います。ただでさえいろんなことできなくてイライラするので、そんなことにイライラ使ってほしくないですもんね(;´∀`)