今日は工場に顔を出す日でした。
たまにしか来ないから差し入れを持ってちょっとしたドライブ
同じ会社でも工場は空気が違います。
10代の若い子から70代のシニア世代までが分担して作業をしている。
会話なんかは家族みたい
来年80歳になる女性がいます。
工場スタッフ達のお母さんやおばあちゃん的な存在で《みよちゃん》と呼ばれている。
お昼の食堂でみよちゃんが私の前に座りました。
二人きりで話すのは今日がはじめてです。
仕事から家族の話題になり、みよちゃんがサラリと話した過去に驚きました。
みよちゃんは40歳から53歳までの間に旦那様と二人の息子さんを亡くしていた。
しかも三人とも癌で…言葉が出なかった
みよちゃんが言いました。
『なんで私がこんな目に?そう思ったよ。家族が一人減り二人減り最後の次男までもが。』
『でも考えるほど誰のせいでもない。これが自分の人生なんだなと受け入れた。』
受け入れられたきっかけを聞いてみた
『ずっと残された自分の辛さを見ていたけど、ある日、私を残して逝った側の気持ちを想像したら急に受け入れられた。』
この言葉が印象的だった
『死に場所を探していた時期もあったけど今は人生が楽しいよ。三人には「まだ迎えに来ないで。もう少し待ってて」て手を合わせてるからね。』
辛い苦しい時期を越えての今なのだと思います。
でも少し勇気をいただきました。
みよちゃんが元気にいられることを願う