皆の衆! コマンタレブーでがんす!

今日は1月20日の日曜日です!

今日の話題は前回のミネルバボックスと同じくイタリアのトスカーナ地方のバダラッシ・カルロ社と

いうタンナー(革製造業者)が生産する「プエブロ」という革のお話です。

前回のミネルバボックスはバケッタ製法によって作られている革で、特徴はシュリンク(シボ)加工を

施した革であると説明しましたが、こちらのシュリンク加工を施す前の状態の革はミネルバリスシオ

呼ばます。

ミネルバリスシオのリスシオとはイタリア語で「スムース」を意味し、その言葉通りに皮の風合いを

そのまま生かした表情は抜群になめらかです。

しかも、バケッタ製法によるベジタブルタンニンなめしによりたっぷりの油分も含まれていますので、

吸い付くような触り心地が楽しめます。

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こちらはスナップオン製の小銭入れです。

使い始めはもっと明るめの青色でしたが、この革の特徴でありますエイジングのスピードの早さで

色目が濃くなっています。

でっ!

ブエプロという革は、このミネルバリスシオの革の表面(吟面)をヤスリがけして毛羽立たせた革と

なります。

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こちらはココマイスターのナポレオンカーフ・アレクサンダーウォレットという長財布であります。

商品の説明書にこちらの革はイタリア産のオイルドヌバックと記載してありましたが、こちらは正式

言えばプエブロとなりますね。

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こちらの革の特徴は、新品の時にはざらざらと艶のない状態ですが、使用時間を経るとこれが滑ら

かに馴染んでいき、同時に大きく色味も変化します。

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上の画像はココマイスターのホームページのナポレオンカーフ・アレクサンダーウォレットの新品

画像ですが、やはり比べてみますとオトンのお財布はエイジングで色目がかなり濃くなっている

のがわかりますね。

次回の革製品の記事はエキゾチックレザーでも紹介しましょうかね。