良性発作性頭位めまい症
良性発作性頭位めまい症
ある朝のこと。くまこは目が覚めて起き上がろうとしてふと左を向いた瞬間、目の前がぐるぐる回り始めた。
何が起こったのか分からないが、不安に駆られ、もう一度頭の位置を戻し、目をつぶって落ち着くまでじっと耐えていた。
これがめまいってやつなのかな?不安になりながらも時が経つのを待っていると、自然とめまいは落ち着いた。
ぐるぐるしていた時間は、だいたい40秒くらいだろうか?よく分からないが落ち着いたからもう大丈夫かと考え、念のためもう一度首を左に向けてみた。するとまた同じようにぐるぐるするではないか。
その後、首を左に向けなければ問題ない事に気がついたが、相変わらず左を向くとぐるぐるする。これはおかしいと思ったくまこは、しまりす耳鼻咽喉科へ向かうのだった。
耳鼻咽喉科では多い病気
良性発作性頭位めまい症は、耳鼻科外来にいらっしゃるめまいの病気の中でTOP3に入る、罹患率の高い病気です。
しまりす先生が説明しているように、平衡斑のシステム異常で起きる病気とされていますが、耳石はあまりにも小さいため、これをCTやMRIで確認しようとしても描出できず、確認することはできません。
病気の発症パターンは驚くほど皆同じであり、患者様からお話を伺っているだけで、ほぼ良性発作性頭位めまい症だと確信できるほどです。
実際は色々検査や診察をして、他の病気の可能性を除外する必要があります
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以上、
南馬込おかばやし耳鼻咽喉科さまのHPでした。
どんな人がなりやすいの?
良性発作性頭位めまい症になりやすいのは、
長時間、頭を動かさず同じ姿勢でいる人です。
耳鼻科で良性発作性頭位めまい症と診断される方の50%は
デスクワーク従事者という数字がこれを物語っています。
低い枕で寝ている人、寝返りの回数が少ない人も、良性発作性頭位めまい症になりやすいと考えられています。
統計では男性よりも女性が多いですが、これは生活の中で頭を動かすことが多いか少ないかによるもので、女性がなりやすいということではありません。