名古屋の病院 誤診について | ももたろう通信

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ももたろう腎泌尿器科クリニックから皆様へ

先日、名古屋の病院で研修医先生の

診察後、高校生がお亡くなりになる

報道がありました。

心からご冥福をお祈りします。


今回の報道に関してですが、

どの報道でも研修医の誤診とされているのですが、報道内容でもある上腸間膜動脈症候群は非常に稀で、またその診断には

超音波検査 造影ctなどを駆使し、他の疾患などの鑑別疾患をした後に、最後に症状の原因とされるものと思います。

病院からの報告を、そのまま、

医療専門の、認識者に、確認などせず、

一方的に研修医の誤診と決めつけて報道するのは、情報化社会に長けている日本としては、情けない印象です。

原因のわからないときは、

まずは、入院して頂き、症状に準じた

加療をすることになります。

その手順の不備ならば、医療者側の

責任もありますが、詳細なことは

その関係者の方のみが知りうる

ことです。

今回の案件は、亡くなってしまった若人が、何とか、救命するには

どのタイミングで、何をするべきだったか、懸案して頂きたいと思います。

医療は不確実であることを、改めて

認識させられました。