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神社でお水を頂戴しました。


ももたろうのブログ  八坂神社境内


我が町の氏神様。八坂神社。


 この神社は昔、国の神仏分離になる前はお寺だったと言う。現にお寺も敷地内に隣接する。その昔、地域で疫病が蔓延した時の事、その当時の御住職が、京都八坂神社へ御札を頂きに京へ参じ、そして御札を持ち帰り、そのご疫病が治まったと言う。以来は、八坂神社の称号を今に引き継ぐ。


 京都旅行の際は必ず、一番最初にご挨拶する神社が八坂神社だ。

 毎日ご挨拶に伺う。この土地で暮らせる事への感謝の思いと御礼のここを込めて境内へお邪魔する。

 手を併せて心静かに感謝の気持ちをお伝えすると、とたんに背中からすずしい風がふっと肩を撫でる。


 そして時に、鳥の声が聞こえて来たり、今日はとても綺麗な蝶が私の近くを舞っていた。

 四季折々の風景も季節を伝えてくれる。いよいよ梅雨明け。これからは一斉に蝉の出番となることだろう。

 これらはまさに妙音であり妙心であると思う。


 最近、この神社の境内で井戸水がわき出るようになった。もちろん自然と沸いて出てきたわけではないが、どうやら氏子の皆さんが50mほどボーリングをして井戸を当てたらしい。


 さっそく初めてのお水取りをさせて頂き、米を炊き、味噌汁を作り、豊受大御神様に感謝の心をお伝えする。

 毎日神社へ出かける度に、もう一つ貴重な気づきを頂いている。町内の氏子の皆様の神社に対する信心と奉仕。毎日きちんと参道を掃き、手水舎を整え、社の修繕も。何ひとつ見返りを求めないその心に本当に頭が下がる思いだ。まもなくこの神社でも夏のお祭りが始まる。地域に住む子供達やお年寄り、農家の方、企業、商店の方。みな平和な生活が営めるよう祈念しよう。


 私たちの氏神様は私たちの手で守ることが当然と思う。


 御社を私たちが守っているのではない。神社が私たちを守ってくださっているのだ。


 今年は京都・伊勢へ行けるだろうか。