⭐️⭐️一斉授業からの脱却‼️ 教える授業から考えさせる授業へ<vol.5> ⭐️⭐️ | アクティブラーニング"一斉授業からの脱却!!"

⭐️⭐️一斉授業からの脱却‼️ 教える授業から考えさせる授業へ<vol.5> ⭐️⭐️



私は以前勤めていた私立高校で、1990年からクラス全員が2年次に約1年間オーストラリア、アメリカ、カナダに留学するプログラムを企画・運営していました。



当初、留学中の生徒から「学校は何もしてくれない」「何も指示をしてくれない」「何をしていいのか分からない」などの不満を耳にしました。
しかし、2ヶ月ほど経って現地での生活や英語にも慣れてくると、授業は日本と違って、生徒が自ら考え、自ら行動する学び、自分自身で問題を解決するスキルを身につけることができる生徒主体の授業であることを理解します。

その後帰国した生徒たちが、留学中に身につけた積極性、表現力、コミュニケーション力、協働性、学びに向かう力などを損なわないように、授業はもちろんのこと、ボランティアやスピーチコンテスト、模擬国連、国際ローターの例会でのプレゼンなどなど、校内外の様々なイベントに積極的に参加させ、習得した力を発揮できるようにしました。

留学プログラムがスタートしたのが1990年、留学先の国々では今から少なくとも40年前から生徒の主体性を重視した授業に取り組んでいたことになります。

日本の教育、特に教師の役割は変わらなければならない。あくまで主役は生徒であって、教師は生徒たちの自発的な学びを手助けするファシリテーターであるということを念頭に置いて授業を行うようにならなくてはならない。教師は自身が経験したことのないファシリテーターの役割を理解し、そのノウハウを修得するために、日々研鑽を積まなくてはなりません。

こうした教師の前向きな姿が生徒に与える影響の大きさは計り知れません。

『児童・生徒にとって最大の教育環境は教師である』
           (to be continued)