日本の教育改革 vol.3 | アクティブラーニング"一斉授業からの脱却!!"

日本の教育改革 vol.3

戦後最大規模の教育改革の内容(①大学入試 ②英語教育 ③新学習指導要領)◾️改革の内容
①大学入試・・・大学入試センター試験を廃止、2021年から大学入学共通テストが始まった。また、これまでの知識の量を問う問題から、知識の理解の質を問う問題、「思考力」や「判断力」「表現力」などが試される問題に重点が置かれていた。特に英語のテストは、筆記200点+リスニング50点(合計250点)からリーディング100点+リスニング100点(合計200点)に、さらにリーディングの第3問以降が2回読みから1回読みに変わり、自分の意見をまとめて発表(録音)するなど、より実践的な英語力が求められるようになった。
2022年の大学入学者の内、何社かの大学入試情報誌の数字を参考にすると、私立大学の7割以上が、また国公立大学の3割以上が総合型選抜(旧AO入試)と学校推薦型選抜(旧推薦入試)の合格者だった。この傾向は今後も増えると考えられる。
②英語教育(新学習指導要領の概要)・・・小学校3・4年に外国語活動が導入された。さらに、小学校5・6年に教科としての英語の授業が導入された。なお、4技能を活用して実際のコミュニケーション活動を重視、積極的に英語を使おうとする態度を育成する。
英語を使って自分の考えや意見などを発信する、また相手の意見や説明を読んだり聞いたりして、理解する力が必要となってきている。
③新学習指導要領の目標・・・これまでの知識・技術を教え授ける一斉授業から「主体的で対話的な深い学び」を実現するために、「アクティブ・ラーニング」「探究型学習」を導入し、子供や地域の実態に即した教育を実現する「カリキュラム・マネジメント」を実施し、そして”学びに向かう力”、”人間性”、”知識及び技能”、”思考力”、”判断力”、”表現力”をバランスよく育成するとなっている。