久しぶりにフレグランスを買ってみた。オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーと言う総合美容薬局の水性香水。舌を噛みそうだ。
オー・トリプル。十二種類ある香りの中からリケン・デコスを選ぶ。森の奥深くに一人で迷い込んだような感覚。水性のためか静謐な香り立ち。
箱に貼られたこのシール、店の方が目の前でカリグラフィーでEau Triple Lichen d'Ecosseと書いて下さったもの。手書きで書くのを初めて見た。直営店ならでは。
全商品の解説が付いた冊子。63種の植物オイル、17種のパウダー、11種のクレイ、100種類の櫛など、世界中の植物原料を選び理想の肌ケアを追求する姿勢が見えてくる。
リケン・デコス
苔と鉱物の香り: 赤茶色の地衣植物が住みかとする極北の岩。岡の丸みにひんやり沈む土衣。凍り付くコケの雫。花粉が、朝日の懐に忍び、ケルトの島々の塩風に当たって乾ききる。