失敗は成功のもと  | ワンコと長生き "Win・ワン・Won"な Happy Life を!

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ワンちゃんとは毎日、WIN-WIN な関係を過ごしたいですね。I am happy. You are happy. な毎日を。ワンちゃんと飼い主さんが共にhappyな気持ちになる情報を発信していきます。乞ご期待!!

「プロとはその道のあらゆる失敗を
知っていることだ」


このようなことばを紹介しているコラムに
であいました(脳博士 池谷雄二氏)

氏は「記憶力」から話を始めています

すばやく吸収すばやく学習できる力は 
一見良さそうですが 脳にとっては
いいことばかりではないというのが
この話の中心でした

「あせらず ゆっくりと」学習することが
キーワードになっています

対象に対して すばやく写真を撮るように記憶されたデータは
必ずしも応用がききません

記憶の対象となったものの外観や姿や顔立ちが 
時間とともに変化することが多いからです

一般に記憶は正確であっても 
高速であっても役に立たず 
ゆっくりとあいまいに覚える方が
脳は本領を発揮するのだそうです

そのわけは 人間の脳はその働きとして
覚え方が早すぎると 表面的な情報に流されてしまい
対象の「本質」にせまることができないからです

これは たいへん含蓄ある指摘ですよね

     脳

思い当ることとして こんな思いはありませんか?
子供の頃は何でもよく覚えられたのに
年と共に覚えるどころかすぐ忘れてしまうようになったな」って

実はこれは記憶力が劣化したのではなくて
そのように変化するように
脳がプログラムされているからだそうです

その代り 大人の方が子供よりも
物事の道理の理解力はついてきます

それは 脳が時間と経験で物事の「本質」を
掴めるようになったおかげです

最近ある外国の大学の博士が実験の結果を報告しています
この博士は 人間の脳は成功体験からよりも 
失敗からよく学習することを実験によって確かめました

博士は特殊なメガネを用意します
かけると対象が右または左にずれて見えます
メガネをかけて手を伸ばすと 目の前のコップ
触ることができません
ずれを修正して手を伸ばす必要があります

あせらずゆっくり」繰り返すことで
脳はやがて軌道を修正し 正しくコップに
到達できるように手に指令を出し始めます

こうして脳は「失敗」から学んだことになります
一度「成功」の動きが身につくと 
時間がたっても脳は迷わず 同じ動きを再現してくれるようになります

箸の持ち方

     
例えば子供が箸の使い方を子供の頃に覚えれば
少々の時間のブランクがあっても すぐに使えるだろうと想像できますよね
   
ここが脳の素晴らしいところです
「昔取った杵柄」って きっとこのことなんですね

そういえば私にも似た経験があります
私がスキーを初めて滑ったのはかなりの年になってからでしたが
子供の頃ローラースケートをしていたおかげでしょうか
すぐに滑り始めることができたのです

スキー


私の脳は 足で滑ることを覚えていてくれたようですね
      
「脳は失敗から学習する」
来年はこのことばを胸に刻んで
いろいろなことに向き合っていきたいと思います

みなさん 良い年をお迎えくださいね
たくさんの いいね ペタ をありがとうございました


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