ワンちゃん 教えて。 サンタクロースはいるの? | ワンコと長生き "Win・ワン・Won"な Happy Life を!

ワンコと長生き "Win・ワン・Won"な Happy Life を!

ワンちゃんとは毎日、WIN-WIN な関係を過ごしたいですね。I am happy. You are happy. な毎日を。ワンちゃんと飼い主さんが共にhappyな気持ちになる情報を発信していきます。乞ご期待!!

私は8歳 バージニアって名前の女の子です
もうすぐクリスマスだけど きのう私の友達がこう言ったの 
「サンタクロースなんていやしない」って

で 私は側にいた私のワンちゃんに 「いるわよね?」と聞いたんだ
でも ワンちゃんはおしゃべりできないから 尻尾を振っただけだった

パパにも聞いたわ  パパは「新聞社の人に聞いてみたら?」って
パパの言う通り 新聞社の人にお手紙書いて聞いてみました

そしたら こんなお返事を新聞社の人が書いてくれました 嬉しかった
長いお手紙だけど 皆さんも読んでくださいね



☆ ☆ ★ ☆ ☆     ☆ ☆ ★ ☆ ☆      ☆ ☆ ★ ☆ ☆ 


バージニア、
あなたのお友だちはまちがっています。
何でも疑ってしまう疑りやさんになってしまっているのです。

そういう人たちって目に見えるものだけしか信じません。
おともだちは、その小さな頭で理解できないことは 
この世には存在しないって思ってしまっているのですよ。

大人であっても、子どもであっても、
人間が考えたり、やれることは限られています。

すべての真実と知識がつまっている広い宇宙と比べたら、
人間なんて、小さなアリのようなものなのです。

そう、バージニア、サンタクロースはちゃんといますよ。
愛や人への思いやりや、献身が存在するのと同じように
サンタクロースは確かに存在します。

人への愛や思いやり、そして人の為につくすことが
あなたの人生をすばらしいものにしてくれているのは
あなたも知っているでしょう。

サンタとそり2

考えてみて。もしサンタクロースがいなかったら、
どんなにこの世はわびしく退屈なものでしょう!

バージニアのようなかわいらしい子どものいない世界なんて考えられません。
それと同じくらい、サンタクロースのいない世界はさびしいことでしょう。

純真に何かを信じる気持ちも、詩も、ロマンスも、みんななくなってしまいます。
そしたら、私達は自分が感じられるものや目に見られるものの中にしか
楽しみを見つけることができなくなってしまう。
子どものころに世界に満ちあふれている光も、消えてしまうかもしれません。


サンタクロースを信じないのなら、
あなたは妖精も信じないのでしょうか。

クリスマスイブにパパにたのんで、
何人もの人に煙突という煙突を全部見張らせて、
サンタクロースを捕まえてもらいましょうか。

さんたとそり3

でもその時サンタクロースが煙突からおりてくるのを見なかったとしても、
いったいそれが何の証拠になるでしょうか。
サンタクロースを見た人はいません。

でも、それはサンタクロースがいないという証明にはならないのです。
この世でもっとも確かな存在は、
子どもや大人の目に見えるものではないのですよ。

芝生の上で舞う妖精の姿を見たことがありますか?
もちろんありませんよね。
でもそれは妖精がいないことの証明になってはいないのです。

目に見えないもの、見ることができないものがこの世に存在する
という不思議を想像することができないだけなんです。

赤ちゃんが持つガラガラを分解したら、
どうして音が鳴るのか その仕組みは解るでしょう。

でも、目に見えない世界を覆うベールは、
どんなに力の強い人でも、それどころか、
世界中の力持ちをみんな集めてきたとしても、
引き裂くことはできないんです。


サンタとそり1

信じる気持ちと想像力、それに詩と愛とロマンスだけが、
そのカーテンを引き分けて、その向こうにある、この上なく美しく、
輝かしいものを見せてくれるものなのです。

そのようなものが人間のつくったでたらめといえるでしょうか。
ねぇ、バージニア、それほど確かな、それほど変わらないものは、
この世にはほかにないのですよ。

サンタクロースがいないですって!とんでもない!
うれしいことにサンタクロースはいますよ。
それどころかいつまでも死なないでしょう。

1000年後までも、いえ、バージニア、100万年後までも、
サンタクロースは子どもたちの心を喜ばせてくれるでしょう。


(1897年、ニューヨーク・サン新聞「社説」)


☆ ☆ ★ ☆ ☆     ☆ ☆ ★ ☆ ☆     ☆ ☆ ★ ☆ ☆ 


ペタしてね モモタロです ニコニコ