「Lobular Endocervical Glandular Hyperplasiaです」
PCに映った病理医のレポートには、確かに英語のフルネームで表記されているのでいいんだけど、いきなりよどみなくサラッとフルネーム言われても、一瞬きょとんとした木曜日の朝。
無事、良性のLEGHとの確定診断でした
3年前に、クリニックでMRI結果の説明を聞いたときは、悪性腺腫の可能性に思わず遺書書いておく?まで考えたし、2年前にも初めての疑陽性が出て、が、”この病変は本当にわからない…。どうしよう
”ってなったから、またまた遺書書いておく?まで考えたあの頃…。
その後、またしばらく悪性の可能性は極めて低いとの結果が続いてすっかり安心していましたが、増えるおりものと辛くなる月経過多の症状に
「今なら低侵襲のロボット手術が出来ます。僕個人としては、手術をしても良い気がする。ももさんのこれからの”女性活”のQOL ですよ…。」
とを諭す
。
そして昨年12月に再度の疑陽性、MRIでわかった病変の増大。
「円錐でがん細胞の有無を確認してから全摘しましょう」
「僕は悪性の可能性は積極的に疑っていない」
2度目の円錐も悪性所見は出ず、5月に全摘を行うことになったとき
「癌が確認されずにここまで来れて、本当に良かったと思います…」
と、うつむき加減に、噛みしめるように言ったT先生。
慎重なの一連の発言から、“病理で腺癌が確認されたから追加手術が必要”…となる可能性は低いだろうと思っていた私。
私以上に、じじちゃんは1ミリも心配してなかったのか、“病理、一緒に聞きに行こうか?”とか無かったな
摘出後の臓器の写真を見せながら説明してくれた主治医。拡大してくれたもの以外にも、う”っとなりそうな写真がずらっと・・・。
「どれか他に見たい写真ある?」
「先生がダヴィンチのコンソールから見えた画像を見たいです
・・・無理?←勿論無理」
「・・・
・・・
今は…無理です(笑)僕がコンソール上から見た画像ってことだよね。術中に撮ってないんですよ。すみません」
日常生活は元に戻してOK(この後の内診で入浴OKも出た)
「術後経過に問題がなければ、半年後には産婦人科からご卒業いただけます
」
「はい」
「すごく長く診てたよね。何年前からだっけ?」
「3年前の2021年6月18日に、初めて先生の診察室のドアをコンコンしました」
「3年かぁ…」
電子カルテを見つめるTセンセ。3年て、すごく長くはなくない?と思ったけど、大学病院での外来から術後も担当医が変わることはなく、異動先まで連れて来てくれた。
時の氏神だったんだろうな…
次の診察は10月。多分その次が年末か年明けの最後の診察で終診です。
ここのところ、仕事で大きなトラブル対応の前衛につくはめになり忙しかったため、この日もしみじみと余韻に浸ることはありませんでした。
でも、全てが予定通り滞りなく進んで、無事に終えられて本当に良かった
LEGH疑い経過観察の旅は、疑いなくLEGHの結果で終えました