「(肝臓の数値は)最近厳しくつけるようになったんですよ。僕のほうが高い…。僕、○○あるんですよ~
」
高っ
術後診察。血液検査は問題ないとのことで、この前肝臓が基準値外れてたから確認してみた次第。
「先生飲み過ぎじゃないんですか?」
「飲んでないですよ。食べ物なんですよ
食生活が良くなくて肝臓に脂肪がたまってるんですよね
」
カップヌードル30秒でかきこんだり夜中にラーメン食べてそうだもんね…。医者の不養生よね…。
「土日も病院にいらっしゃるんでしょ?」
「両方来ることが多いですね~。土曜日は絶対に来ますし
」
「…。じゃあ、せめて近くに引っ越しましょうよ←(何様w)。中央線なんて、毎日人身事故起こしてるじゃないですか!」
「妻の職場が近くなんですよね。妻の実家も近いし。やむにやまれぬ理由です~
」
やはりそうでしたか…。まさかの“涼しいから”とかじゃなくて良かった。
ひたすら真摯に誠実に医療に向き合う主治医。研究も臨床も全力で。
分子標的治療の開発等で海外での受賞歴もある主治医。国民皆保険制度の日本の国公立病院で働いていなければ、私なんかがすぐに診てもらえる人ではなく、それだけに色々勝手に思うこともあったのですが、きっと先生にとっては(前にも、じじちゃんに“彼は金じゃないって思ってるんじゃないの?”と指摘されましたが)、
奥様の実家や職場がおうちの近くにあって
奥様が安心できる環境で過ごせて
自分は未来の医学のために研究を頑張って
患者さんの最善のために手術も抗がん剤も頑張る
…ことが、彼の幸せや人生における価値でもあるのかな。。。
などと、先生が若かりし頃に書いた”新しい医局員の皆さんへ”的な寄稿を読みながら思うなど。
私は、病理がどうあれT先生は私の命を助けてくれた人だと思っていて(別の病院で早期に全摘してたら、結果的に大腸がんには気づかなかった可能性が高いし、先生に出あう前の私は、高確率でろくでもない医師にあたってたし)、私が今の病院を卒業した後も、にはずっと元気で幸せでいて欲しい。
何千人の患者さんを助けたとしても、無理がたたって大病で私より先に亡くなるとか、中央線の人身事故で巻き込み事故とか事件で命を落とすとかあり得ない。
微妙に後者のリスクが心配で、出来れば病院に近いところにいつかは住んで欲しかったけど、まあ仕方ない。。
本日の内診。入浴はまだダメ。”術後は傷を覆う丈の下着をつけていたけど、いつから普通のショーツOKですか?”と聞いてみた。”もう大丈夫だよ”との事で歓喜
「入浴と性交渉は1か月は控えてくださいね」
「今後性交渉をすることはないので大丈夫で~す」
「
一応言っておくことになってるからさぁ~
」
あなた、3年前も前回も言わなかったじゃん。。。
(婦人科医、性交渉の有無は診ればわかる)