T先生詣で。1か月半待たされた病理。悪性所見は無しまずはひと安心で、帰宅前にひたすらお散歩&スイーツタイムなど(テラスのあるカフェ好き~
こちらは麻布台ヒルズです)
「悩ましいですけど、嚢胞は大きいしおりものは多いし、手術したほうがいいと思いますよ」
私どうしたらいいですか?決めて欲しいんですけど~オーラ満載の、他力本願患者に最後の一押し背中押し。“言っておくか~”て、顔に書いてあった気がする
「癌が確認されないままで来れて、本当に良かったと思います…」
水おりものとMRIのコスモスサインで、すわ、LEGHか悪性腺腫(胃型粘液性腺癌)か…となってから約3年。T大の検査手術では所見無しだったけど、“おりものが気になるから診ていきます”…と、紹介元に返さず、異動先まで連れてきてくれた主治医。
本当に感謝です…
…で、人類遺伝子学の指導医でもあるあなたに質問してみたかったことがあります午前中は私が最後の患者さん。チャ~ンス
「私、遺伝子に問題があるんじゃないかって思ってるんです」
お酒もタバコも一切NGなのに、大きな影が映り肺がんを疑われて無駄に手術をした父。直接の死因は持病の肝硬変だったけれど、体型はやせ形、肝炎も陰性なのに…。そもそも父の弟妹も全員白血病で比較的若くして亡くなっている。
「戦争で環境が変わったせいだ、と、父は話していたんですが、ストレスを受け続けていたからと言って、3人ともに白血病というのは、細胞がエラー起こしやすい体質とかあるのかなと思っていて。。私もお酒飲まないのにS状結腸癌だったし」
「白血病に遺伝は関係無いと思いますよ。血液中で~(中略)婦人疾患以外の話をする主治医が新鮮で内容忘れたw~大腸がんはそろそろ(好発)年齢だし、白血病と大腸がんで癌になりやすい体質の疑いがあるかというと、それは無いと思います」
血液検査で調べることは出来るけど、自費だしやめたほうがいいとの事。うん。検査するつもりは毛頭ないです
「S状結腸癌は、一昨年でした?内視鏡ですよね?腹腔鏡じゃないですよね?浸潤はしていない?取りきれたって言ってました?」
全摘が決まったせいか、一昨年のEMRのおさらいタイムにやや熱が入るT先生。手術は5月末でOKそう。
そうだ、一番大事なところを確認しなくちゃ
「もし、手術前日に、先生や先生のご家族がコロナに感染されたり、手術当日の朝に中央線で人身事故が起こって先生が病院に来れなくなった場合…」
「それは大丈夫ですよ~」
「私、先生以外の執刀は絶対嫌なんで、延期していいですか?
」
「
はい。延期でよろしくお願いします・・・
」
何故か私から顔をそらし、PC画面に向かって笑うTセンセ。私、やや食い気味でしたか?
・・・
「白血病って、何が一番に(発生機序??)来るのか、いまだに全くわかっていない病気なんです」
GW明けの術前説明の診察を入力した後、向き直って話し始めたT先生。
「乳がんや肺がんなどはどんどんわかって来ているんですが、癌の中でも血液から来る白血病って、血液の中で何が起こっているか、何が一番なのか、これからなんです」
今日は、ちょっと研究者の顔になった主治医を見た気がした。