「診察室から、T先生の“こんにちは~”って声、聞こえたね」
「先生、患者さんも手術も凄い数が多くて大変なのに、お母さんの事、合間縫って説明の時間取ってくれたね。本当にいい先生だよね…
桜🌸みたいに素敵な先生」
・・・桜?
3ヶ月ぶりの婦人科。T先生の診察室前椅子に陣取り、先週登った吉野山の桜の写真を眺めていたら耳に入った後ろの患者さんの会話。
夢のようで
聖武天皇が見た(かもしれない)景色
・・・世は令和。桜が散ったあとの都内病院。吉野の桜を思い出していたら、Tセンセのことを”桜”に例える患者さん・・・
「入院のときさ、土日も毎日診にきてくれて。お声を聞くと本当に安心する。
いつも見守ってくれる桜の樹、、みたいな先生ね」
「お母さん、ホントにT先生で良かったね~」
なるほど、樹か~
関係ない私までほっこり。優しい気持ちになったところで呼ばれました(いつも通り2時間待ちだった)
「どう?かわりない?」
「初めて生理が遅くなりました。1月のあとが3月で…。おりものは変わらず。。。あ、骨密度が心配で整形で検査したら大腿骨70%でした~」
「え?薬は?」「飲み始めました」
「カルシウム?」「カルシウムとビタミンDです」「○△*■と○*△・・・か」
・・・
知らん・・・
「小魚も牛乳も好きなのに、悲しい~」
「そっか~」
違和感も痛みもゼロの細胞診とエコーで終了。
…そうだ。。
去年の今頃は、“ももさんは癌じゃないので、T大だと終診になってしまうから”…と、T先生の異動先について行ける事になって、凄く嬉しかったんだ
だから私にとってもT先生は桜🌸の樹のような…
…は、やっぱり言い過ぎな気がする