慶應通信(法学部乙類 77期春)&放送大学 -tempus fugit-

慶應通信(法学部乙類 77期春)&放送大学 -tempus fugit-

わが手に執れる炬火は 叡智の光あきらかに ゆくて正しく照らすなり

一昨日に放送大学の単位認定試験が終わったので、やっと、秋期卒論指導の「論文構想」に着手しました。申込期限は8月2日なので、今月中には何とか手続きを完了したいと思っています。

 

先行研究や関係資料はある程度収集済なのですが、実証分析のところがどのようなデータを使用してどのような結論に導くかという…… とりあえず、数日間先行研究を読ませていただいて何とか書き上げようと思います。

 

ちなみに、卒業までには原則として、最低3回(1年半)以上の卒業論文指導に出席することになっています。

 

過去には乙類の卒論が一番難しいと聞いたこともあるし、ちょっと心配していますが、体調を崩さない程度に頑張ろうと思います。

 

私も含め過去に友人たちがぶち当たった、慶應通信卒業までの3つの壁は、(1)英語科目(得意な人も多い)、(2)難関科目(苦手科目)、(3)卒論 でした。

放送大学の単位認定試験が、今日から22日(月)までの日程で始まりました。5科目受講しているので毎日1科目ずつ受験しようと思い、とりあえず先ほど1科目終了しました。過去問を解いた感触で易しい科目から受験しようと思います。

 

それから、きのう慶友会の仲間と初めて「萬來舎」に行きました。平成の頃から慶應カードは持っていたのですが、なぜか今回が初めてでした。

 

少し遅くなりましたが、今回の試験の感触は次のとおりです。

 

7/6(土)

A群 相続法 →予想はC

家族法は乙類とは関連の薄い科目ですが、六法持込科目なので現状の力でどこまでできるかチャレンジしてみました。

B群 社会保障論 →予想はB

持込可の科目だったので、関連参考図書を7冊も(重たかった)持ち込んだのですが、ほとんど使用せずに手持ちメモから抜粋して解答しました。

C群 親族法 →予想はD

出題内容について勉強した記憶はあるのですが、六法からは回答を導けなくて書けませんでした。

 

7/7(日)

D群 なし

E群 日本外交史Ⅱ →予想はB

E群の選択必修科目が超過密状態なので、どうしても合格したかった科目です。対策資料もA4で約50枚作成しましたが、試験問題はオーソドックスなものでした。

F群 E 近代日本と福沢諭吉 →予想はC

福沢先生については今までの知識もある上に、今回も一定の準備はしたのですが、問題形式が想定外で、かなりあわてて書いてしまいました。レポや小テストはちゃんと提出しているので、何とか合格したいです。

 

E群の試験前に自習室で勉強をしていたら、字がぼやけてしまってよく見えなくなってしまいました。疲れてくると良くあることなのですが、試験中は少し目を細めてピントを合わせながら回答を書きました。

 

日曜日の試験終了後、常設展示室に福沢先生の旧1万円札を見に行ったらお休みでした。

なんか、気がついたらあっと言う間に、科目試験まで残り6日となってしまいました。今回私が受験する科目は下の写真のとおりです。

 

もう、長年使い古したポンコツ気味の頭では内容を憶えれなくて、今更こんなことして何になるのかな~ といつもの考えが頭を横切っています。

 

ところで、法学部乙類は2年目になると政治系の科目が増えますが、私が履修したい選択必修科目の、国際法Ⅰ・国際法Ⅱ・現代中国論・地理学Ⅱ・日本外交史Ⅱ・都市社会学がE群に集中しているので、すごく履修しにくくて残念です。

 

そこで、相続法と親族法という乙類とは関連の薄い科目を受験申告はしましたが、六法持込科目なので、対策はせずに私の現状の力だけでどこまでできるかチャレンジしてみようと思います。たぶん合格は難しいかな~。

 

残りの、社会保障論・日本外交史Ⅱ・E-近代日本と福澤諭吉は、何とか合格しようと頑張っています。

 

今回、福澤先生の勉強をしていて、『学問のすゝめ』初編の中にすごく頷ける一文を見つけたので紹介します。

 

西洋の諺に「愚民の上に苛き政府あり」とはこの事なり。こは政府の苛きにあらず、愚民の自から招く災なり。愚民の上に苛き政府あれば、良民の上には良き政府あるの理なり。故に今、我日本国においてもこの人民ありてこの政治あるなり。

 

口語訳ですと…

西洋のことわざにある「愚かな民の上には厳しい政府がある」というのはこのことだ。これは政府が厳しいというより、民が愚かであることから自ら招いたわざわいである。愚かな民の上に厳しい政府があるとするならば、よい民の上にはよい政府がある、という理屈になる。いまこの日本においても、このレベルの人民があるから、このレベルの政府があるのだ。

齋藤孝訳『現代語訳学問のすゝめ』(2009、筑摩書房)19頁。
 

 

夏スクの許可が出たので…、私の予定は次のとおりです。

 Ⅰ期:PM 国際政治論

 Ⅱ期:PM 国際法

 Ⅲ期:PM 社会福祉論

 

各期とも午前中はメディアで各授業の勉強をしようと思います。

私の場合、通学に日吉は1.5~2時間、三田は2~2.5時間かかるため、体力的に自信が無いので、午後1科目だけにしました。

 

去年の夏は暑かったなー 暑いのヤダなー