見る予定では無かったのですが、期間が迫っていることを知り興味がてら見てみると、ずっぽりハマってしまいました。

 

W主人公の男の子たちを、今をときめく声優も出来て歌も歌えて人気の作品には必ず出演していると思われる声優の花江夏樹さんと、小野賢章さんが起用されていたので余計に身が入ってしまったのです。

 

物語は、あり得たかもしれない、でも実際は起こらなかった架空の西暦2014年を舞台にした現在の地球人たちと、元は地球人だったが火星に移り住んだ人々で、ある時発見された地下資源(アルドノア)を私有した王家とそれに従う貴族と平民という一大国家ヴァース人たちの、地球をめぐる攻防戦である。

 

運命の輪を回すのは、主に3人の少年少女。

 

 

一人は、ヴァース(火星)の第一王女:

アセイラム・ヴァース・アリューシア。

温室育ちのお嬢様で、スレインにずっと聞かされた故郷の話に夢を見て、自ら親善大使として地球に降り立つことを決めた彼女だが、歓迎パレードの式典中、何者かに暗殺をされかける。

 

 

そして、その王女とそれぞれ運命の出会いをする二人の少年たち。

 

一人は地球人でありながら父と探査目的の宇宙船で不時着してヴァースでアセイラムに寄って一命を取り留めて、その後、下等民族が、地球人めと罵られ鞭打たれながらも、ひとえに恩を受けた王女の為に、その後は野心をもって、故郷である地球を敵としてヴァースの貴族階級迄上り詰めた少年:スレイン・トロイヤード。

 

そして、普通の高校生のはずが、憲兵訓練課程も授業に組み込まれていて、おのずと戦況の悪化から、兵士として戦闘メカのパイロットになり、暗殺事件以来、偶然知り合ったアセイラムと友好を深め、戦闘中に必然的だったのか、スレイン・トロイヤードと出会ってしまう地球人の男の子:界塚 伊奈帆(かいづか いなほ)。

 

出逢う順番や瞬間が違っていれば、良き友になったかもしれない二人の少年の行く道は、お互い違う方向に分かれ敵対するライバルとなる。

 

そして、世界観を盛り上げるのは、第一シーズン主題歌でkarafinaが歌う「heavenly blue」

 

 

 

元は、同じ地球人同士なのに、相争う人類。

 

戦争とは何か?

同じ地球人同士で何故、相争う必要があるのか?

 

物語中でスレイン・トロイヤードが語ります。

「何故、人は争うと思いますか?そこに敵対するものが存在しているからです。隷属させるか、もしくは排除してしまわないと、戦争と言うのは、この星から無くならない。」

 

本当にそうなのでしょうか?

 

また、物語中でアセイラム姫も言います。

「運命のいたずらで、思っていたことが食い違い、戦争が悪化して行ったのは、とても不幸である。それでも、起きた事は仕方ないが、これからの未来で、お互い歩み寄る事が出来るのではないだろうか。」と。

 

これは、アニメなので、火星と地球という、宇宙と地球を舞台にした戦闘SFの仮想世界だが。

 

充分に、地球上のリアルでも同じことが言えるのではないか?

 

引き金を弾いてしまう前に、歩み寄る努力を国家間・人種間で一人一人が考え立ち止まり、手を携える事が叶えば、戦争と言う悪魔を起こさなくて済みます。

 

このアニメは、いろんな意味で考えさせられるお話でした。

 

 

 

 

 

劇中、伊奈帆くんの愛機

通称:オレンジ

プラモデルも高いんだな(;^_^A