1/13号の週刊ダイヤモンドに興味深い記事があった。
世界最大の円キャリー取引「外為特会」は群を抜く優等生
円キャリー取引を世界で最も大規模に実行しているのは、日本政府の外国為替特別会計だろう。
同会計の円資金借入残高は、02末は53.6兆円だったが、06末は98兆円前後へ膨張した。
03/1~04/3の空前の規模の円売りドル買い介入が大きく影響している。
本来なら円安のうちに少しずつ円買い介入をすべきところだが、それが明らかになればヘッジFなどは円キャリー取引を急激に巻き戻すだろう。すさまじい円高になるかもしれない。
結局、金利を小幅に引き上げ円キャリーを累増させないように市場に警戒心を与えておく事が今は出来る事になるのだろうが、
これは根本的解決ではない。根治術を模索する日々がまだ続く。
青字は私の個人的コメントです。