『私、猫のこと分からないんで、ここの家の猫か見てもらっていいですかね?』
生前色々頼まれてたという知人の男性。遠縁とも言っていました。

『汚いのでそのまま土足でどうぞ』と言われ中に入ると、部屋の奥で捕獲器に入ったみーちゃんが。思わず『みーちゃん!!』と言った後その男性に猫の名前は知っているのか尋ねると、いやいや知らないです、と。

みーちゃん...いつものように呼ぶと、みーちゃんもいつものような低い声で
『にゃお』
壁には平成19年に4ヶ月で譲渡してもらったという紙が貼られていました。

うちも猫を飼っているのでずっと心配していたんです。この子はこの後どうなりますか?里親さんとか探してもらえるんですか?

『大丈夫です。頼んでいる人がいるので、どこか持ち込んで-とかしないんで、ありがとうございます。』

その後、外に出るとどこかに電話し始めた男性。『猫、捕獲器に入りました。お隣の方も見てくれて、この猫で間違いないそうです。これからどうしたらいいですかね?』

そのまま家に戻った私は安堵と喪失感あせる
でもみーちゃんが今より良い環境で幸せに過ごせるなら、寂しいけどそれで良い...そう思うしかない。きっとこれからあたたかい場所で幸せに...そう思ったのですガーン

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お隣さんは赤ちゃんのみーちゃんを引き取りずっと大切に育ててきたんだと思います。でも病気になってしまって...亡くなってしまった。お隣さんはみーちゃんをどうするつもりだったのだろう。お独りだったし、こういう時のことも考えておくべきだったと思います。

残念ながら親戚の方は優しい方ではなかったです。色々事情もあるでしょう。捕まえようと思ってるけど、なかなか捕まえられないと言っていたそうですが、実際は3ヶ月間も様子を見に来てないです。
余計なお世話も図々しいのも嫌いな私ですが窓から見えるみーちゃんを放っておく事は出来ませんでした。手紙も書き、それも見たはずなのに、私に頼む訳にはいかなかった。なぜなら、6月末に1袋餌は置いたけど、その後は死んでもいいと思って放置した事を責められたくなかったから。責めるつもりなんて全くなかったですけど...というのが私の見解。
そして昨日来た人に頼んだのでしょう。それでも、寒くなる前にあの家を出ることが出来たのは、みーちゃんにとっては良かったのかもしれません。(追記:餌を持ってきた人達と、この時捕獲に来た人は多分家族...)



まだ書きたい続きがあるけど、今はやめておきます。