とりあえず、家のあるゴクラムに帰りバイクのオーナーのMr.タタジ家に行って奥さん事情を説明すると、携帯でタタジ氏を呼び出して来てくれました。

結局、警察署までは一緒に行ったのですが私は建物の外で待っていて、タタジ違反の申請と罰金の支払いをしてくれて丸く収まりました。

罰金も600円で済んだし、よかったです。これが、道端で達の悪いお巡りさんに捕まると(賄賂も含めて)本当は200円くらいの罰金に千円位請求されたりしますからね。

ここで、今回のまとめ。
今回のバイク拉致誘拐事件で起こったバッドラックとグッドラックを整理してみます。

バッドラック

1、バイクをレッカー移動されて、罰金600円を支払う。

グッドラック
1、駐車した場所のすぐそばに警官がいたので、スクーターがレッカー移動されたことや管轄の警察署の情報が得られた。

2、たまたま道を聞いた薬局のお兄さんが親切な上に警官の友達がいて、身分証や免許証を持参しないと罰金増額になることを教えてくれた。

3、ゴクラムヘ帰ったら、すぐにバイクのオーナーが見つかり、彼が私のかわりにバイクの引き取りに行ってくれることになった。

4、そのおかげで罰金を増額されなかった。おまけに、警察署までの交通費と手間賃を少しばかりお包みしたら、いいよ、といって受け取らなかった。

5、レッカー移動されたバイクは通常手荒く扱われるので、塗装が剥げてボロボロになるのだけれど、無傷で帰ってきた。

6、しかも、バイクのオーナーは翌日朝早くから週明けまでバンガロールに行くとのことで、もしもその日につかまらなかったら翌週までバイクの引き取りに行けなかった。

以上、まとめ終了。

こうして書き出してみると、バッドラック1に対してグッドラックが6つもあるなんて、私って実はとっても運がよかったのかも。

何よりも、困った時のインド人の助け合いの精神や優しさに触れることが出来たのがよかったです。

なんか、こういう他人から受ける親切って持ち回りのような気がしていて、親切にしてくれた本人には恩返しできないんだけど、何かの機会に他の人が困ってる時に力になって助けてられればいいのかな、と思います。

年齢が上の方にごちそうしてもらうのも同様で、その人にはなかなかお返しできないけど、自分より若い人にごちそうしてあげればいいのかな、と。。。

いつも私は、人の好意にもしくは厚意に甘えてばかりなのでまだまだですが!

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※ウチの子ではない、駐車場で見つけたエンフィールド。この素敵なカラーとクラシックなシルエットにメロメロ。
いつか、こんなバイクでインドの大地を駆け回りたいものです。
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