国際Aマッチを来週に控えて日本代表はメキシコ代表との試合が決まりましたね。

試合が行われるのはオーストリアのグラーツ・リーベナウ・シュターディオンというスタジアムで日本のスタジアムに例えるなら横浜FCのホームスタジアムであるニッパツ三ツ沢球技場を浮かべてもらえるといいかもしれません。

日本代表メンバー招集も先日発表され今回も海外組で臨む日本代表ですがメキシコ代表については国内、海外組で招集を行いました。

メキシコ代表の監督はアルゼンチン人のヘラルド・マルティーノ監督57歳。

現役時代はアルゼンチン代表として1試合の出場経験があり欧州ではリーガ・エスパニョルで1シーズンプレーをしましたが主に活躍した拠点は中南米!

アルゼンチンリーグで一番長く在籍したニューウェルズでは出場最多記録を持ちクラブのレジェンドとしても今も名高いヘラルド・マルティーノ監督です。

指導者としても活動の拠点は主にアルゼンチンとパラグアイの2ヶ国で転機が訪れたのは2013年でした。

当時バルセロナを指揮していたティト監督の健康状態が優れない理由で退任が決まりその後を引き継いだのがマルティーノ監督!

そのままバルサの監督に就任が決まり開幕からクラブ初となる7連勝という快挙を成し遂げるもタイトルは獲れずリーグ・カップ戦で無冠という結果で1シーズンで退団が決まりこのシーズンはバルサにとっても寂しいシーズンになりました。

その後、2014年にアルゼンチン代表の監督に就任し2016年からMLSのアトランタ・ユナイテッドを経て2019年7月、メキシコ代表の監督の座に就いたわけですが!

なんと就任してから…メキシコ代表監督として20試合中、17勝2分1敗という好成績を収めているんです。

前回の代表ウィークではヨーロッパの強豪オランダに勝利しアフリカチャンピオンのアルジェリアとは引き分けのドロー。

1勝1分ととにかく負けていないメキシコ代表です。

フォーメーションは主に4-3-3の2ボランチでゲームの中で流動的に4-4-1-1になることもありますが軸となるフォーメーションは4-3-3!

そこで!

マルティーノ監督が最も影響された指導者が誰かというと…あの名将ビエルサ!

ビエルサが描くサッカーをそのまま継承している一人でもあります。

マルティノ監督がメキシコ代表監督に就任してから目指すもの、メキシコサッカー協会が目指す方針としては国際Aマッチを戦う対戦相手を各大陸の中でも1位2位の国と対戦することを目標にしているそうで大陸によって人種も違えばフィジカル、スピード、戦い方も全て違うわけで世界のサッカーレベル、進化は目まぐるしく日々成長していることを危機感に置き換えているようです。

その変化と多様性に順応するチカラこそこれから勝ち進んでいく負けない代表作りになると強化責任者を務める元メキシコ代表のヘラルド・トラードが語ってくれました。

強くなるための近道は恐らくないであろう。

スカウティング、分析、データ、情報、様々なことに対応していけないと強くはなれないし苦手から顔を反くのではなく向き合う姿勢が持てる必要がある。

こうして聞いた内容を改めて読み返すとサッカーだけではなくビジネス、事業においても同じようなことが置き換えられるかもしれないなと感じました。

何事も順応性が求められる社会だということですね。

メキシコとの対戦まであと9日!

久しぶりの対戦となるので個人的にはとても楽しみです。