週末を掛けてJリーグの沖縄キャンプを訪問!

FC東京、コンサドーレ札幌、ヴィッセル神戸、浦和レッズにサガン鳥栖とキャンプを張る町周辺には至るところに拠点とするクラブのフラッグが立ちならび賑やかな歓迎ムードでした!

町とクラブが一体となり沖縄もプロスポーツチームのキャンプ誘致にはチカラが入っています。

この季節になると野球やサッカー共に宮崎、沖縄、鹿児島を訪れるチームが多く南の地域はキャンプの影響で町に活気があり公共交通機関や宿泊施設、飲食を含む繁華街までもその恩恵を受けスポーツツーリズムを見事に確立しています。

全国各地でその活動は活発で県や市からキャンプ誘致の助成金制度があることはご存知ですか?

地域によって予算は違いますが金額にすると多いところでは数百万円以上の助成金がキャンプ地として訪れることによって元々ないお金が出るとても有り難い制度です。

冬のシーズンは南へ、夏のシーズンは北へ季節に応じてプロスポーツだけではなく小学生からプロスポーツまで幅広い枠でスポーツツーリズムに取り組む都道府県!

実績があったり関係者の繋がりでキャンプ地、合宿地が決まることが多いですが最近では自治体で様々な工夫をこらしてキャンプ・合宿誘致に取り組む県も増えてきているので移動距離という立地、設備環境と目的に合わせて決めていくと良いかもしれません。

キャンプ誘致の助成金はプロ・アマに関わらず大変助かるものでJリーグで例えれば予算の少ないクラブにとっては少しでも経費の負担を軽減したいということから大きなサポートになります。

その変わりクラブのファン・サポーターが町を訪れ経済効果に貢献。

クラブチームはキャンプ地の地域貢献をきっかけに新たなファン層の発掘につなげることができるまさにWIN WINになれる素敵なシステムです。

週末訪れたキャンプ地は東風平。

浦和レッズがキャンプ地として利用していましたが浦和の知名度、認知度の高さはさすがでした。

日曜日に行われた鳥栖とのトレーニングマッチを終えた後、槙野選手がチームスタッフに誘導されながら積極的にグッズ売店に立ち声を出して進んでグッズ販売する姿は本来選手の仕事ではないけど素晴らしい活動です。

それを楽しみに地元沖縄に住む子どもたち、おじいちゃんおばあちゃんも満面な笑みで気さくにふれあいができることでチームや選手を知る、好きになるきっかけ、応援したくなるきっかけを選手が作り出し良い思い出として記憶されるのでクラブにとっても有り難い選手の重要な活動と行動力でした。

東風平運動公園サッカー場に浦和vs鳥栖のトレーニングマッチを観にサッカー場は満員となっていて地域の方々に向けた案内が隅々まで行き届いていて告知が隈なくされている自治体の素晴らしい活動も評価しなければいけませんね。

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トレーニングマッチなので勝敗よりも調整ですがスポーツツーリズムの可能性、地域との繋がりはこれからプロスポーツチームとしてさらに取り組んでいく価値がある活動の一つかもしれません。

スポーツの現場で働きたいという考えを持つ学生さんや中途採用でプロスポーツのフロントに立つことを目指す方にもこうした活動もスポーツならではの地域とクラブが繋がりメリットを生む活動
の一つで重要な活動となるのでアイデアや知恵で可能性はいくらでも広げられるということを参考にしていただけたらなぁと思います。

スポーツツーリズム、もっともっと認知させていきたいですね!

…ちなみに余談ですが、J3のブラウブリッツ秋田は高知県のキャンプ誘致助成金を活用させていただき昨シーズンから関係を築き高知県に誘致していただいたお礼にシーズン中、秋田のホームゲームで高知県物産展を開催!

高知県の名産や観光と高知の魅力を秋田ホームのスタジアムに来場されるお客様に知っていただく機会を観光課の方と進めイベントを行いました。

他県との関わりがこのようなキッカケとなるのもスポーツのチカラかもしれません。