メキシコリーグ、パチューカの守護神として活躍したミゲル・カレロがこの世から旅立った。


先週に脳血栓で緊急搬送の知らせをもらいまたカレロに病が襲いかかる。


以前も死を彷徨う病に侵され克服してきたはずのカレロだからこそ今回も克服できると信じていた。


しかし、帰らぬ人となった。


病名は脳死。


カレロの知らせを聞いた時は頭が真っ白になり動揺した。


Twitterでも多くの書き込みがあった。


本当に亡くなったのだとカレロの死を受け入れる自分がいた。


パチューカを退団しゴールキーパーコーチとして新たなキャリアを積み上げようとしていた矢先の出来事。


カレロの若き死。


若干41歳。


奥さん、子供たちは悔やんでも悔やみきれないと思う。


カレロとはたくさんの思い出がある。


バカ話もしたし真剣にサッカーと向き合うカレロからいろいろなことを学んだ。


2007年の時は病み上がりでそれでもクラブワールドカップに出場。


結果は予選敗退で試合後、国立のロッカーでみんなと悔し泣きをしたことが今でも忘れることはない。


来年パチューカはこの舞台にもどってくると約束をしてくれたカレロ。


国立のロッカールームでリベンジをチーム全員で誓った頃が懐かしい。


そして2008年に約束通りクラブワールドカップに戻ってきた。


その時は本当に嬉しかった。


チームを引っ張るリーダーカレロの姿は堂々としていた。


2010年のクラブワールドカップでは3度目の出場を果たしこの大会はアブダビ開催だった。


こうしてまたアブダビでも再会することができカレロとはガッチリ握手した。


遡れば語り尽くせぬことだらけ。


本当に惜しい人が亡くなったんだと思うとやっぱり悔しい。


でもカレロという英雄と友達になれたこと、サッカーを一緒にできたことを誇りに思う。


photo:01




カレロがくれた贈り物を今日は掲げてカレロを想ってこれまでの付き合いに感謝したいと思います。


photo:02