「ひと」 小野寺史宜


ある一人の青年の日常を綴った感じで淡々と物語はすすんでいくのだけれど、なぜかとても先が気になる本でした。生きていればそれぞれの人にそれぞれの事情があり、様々な出来事が起きる。

乗り越えたり、受け入れたり、あるいは受け入れられなかったりしながらそれでも毎日何とか生きてる。主人公の青年はとても優しい。懐が深い。

若いのに、色んなことをしっかり受け止めて、そして自分で考えられる人。選択できる人。頑張れる人。そんな人の周りには助けてくれる人が必ず現れるのだなぁ。


青年頑張れ!君は必ず幸せになれる人だよ!(何目線やねん💦)と、最後はなぜか涙が出た一冊でした。