1秒先の彼
監督:山下敦弘
映画脚本:宮藤官九郎
2022年台湾映画「1秒先の彼女」をリメイク
出演:岡田将生、清原伽耶、福室莉音、笑福亭笑瓶、荒川良々、羽野晶紀、加藤雅也、ほか
公開年:2023
郵便局員の皇一は、常に人より1テンポ早い。早いからいいというわけではなく、早いがゆえにうまくいかないことが多い。
パッとしない写真女子、大学7回生の長曾我部麗華は、のんびりや。常に人より1テンポ遅く、遅いがゆえにうまくいかないことが多い。
皇一の、ある一日の記憶がすっぽり抜けている。歌手の桜子とデートするはずが、一日中寝ていたはずが日焼けしている。
桜子に渡す40万円を持って家を出たはずが、40万円は自宅の電子レンジに。
麗華はある日外に出ると、人々の動きが止まっていた。
唯一動いているバス運転手のミクロベと出会う。
そのバスには、桜子との待ち合わせに向かう一も乗っている。
一と天橋立で写真を撮り戻ると、バスには一の父親が乗っていた。一の父は、茗荷を買いに行くと言ったまま蒸発していた。
ミクロベに頼み宇治へ向かう。そして妻に茗荷を渡し、麗華に一のためにパピコを買ってほしいと頼む。
なぜ、麗華、ミクロベ、一の父だけ、普通に動くことができたのか?
3人に共通しているのは画数の多い氏名。その氏名を書くだけでテストでは不利。それを象徴するように3人とも人より1テンポ遅い。
その遅くなってしまってきた時間を神様が返してくれているという。
麗華は、幼い頃、交通事故に遭い、両親を亡くし、自身も重傷を負って入院。その際同じ病室には、一がいた。
一が退院する際、天橋立の私書箱あてに手紙を書く約束をしたが、一は忘れてしまう。
大人になっても一と出会い、体と分かった麗華は郵便局て彼を尋ねるが分かってもらえず、それでも毎日通っていた。
一はようやく思い出し、移動届けを出し、天橋立郵便局に勤めるが
パピコを買った帰り、麗華は再び交通事故に。回復後、郵便局に向かうと一とやっと再会した。
w主演の二人とも好きなので観たかった映画。
かわいらしいコメディで楽しかった。
麗華のバイト先の写真屋のおっちゃんとして、また、ラジオのDJとしての声で笑福亭笑瓶が出演しており、ちょっと寂しく思ってしまった。
最近、すっかりお父さん(結構ダメ父ちゃんが多い)役が多くなった加藤雅也がいい味出していてよい。