リバースエッジ
監督:行定勲
原作:岡崎京子
出演:二階堂ふみ、吉沢亮、ほか
公開年:2018
女子高生のハルナは、ある日彼氏の観音崎が虐める山田を助ける。
その山田から宝物を見せたいと言われ、河原に連れて行かれると、そのにあったのは白骨死体。
山田より一足先に死体を見つけていた一年後輩でのこずえとも秘密を共有する。
生きているのか?死んでいるのか?生きることを楽しんでいないように見え、観音崎に抱かれるときにも無表情に宙を見つめるハルナ。
同級生の田島と付き合っているが実は同性愛者で、本当に好きなのは同じ高校の男子生徒。街で男性相手に買春もしている山田。
母も芸能関係で自身もモデルとして売れているが過食症のこずえ。
ハルナを愛しているが満たされず、両親にも顧みられていないため、SEXと薬物を捌け口にしている観音崎。
ハルナには内緒で観音崎と関係し、ほかにも複数の男性と関係していて、SEXをしているときのみ生きていると感じるルミ。
近所のおじいさんが死んで、死体とともに大金が河原に放置されているという噂が流れ、ハルナ、山田、こずえの3人で死体を埋める。
山田は好きな人が女子と仲良くしているのを見たストレスで子猫を切り刻む。
山田とハルナが付き合っていると疑う田島は、ハルナの家に放火して焼死。
ルミは観音崎の?子どもを妊娠。引きこもりの姉に傷つけられ一命を取り留めるが病院に。
家が燃えて団地に居づらくなったハルナが引っ越すところで物語は終わる。
思いもよらない展開のストーリー、若者の心の闇の描き方が面白かった。グロテスクではあるけれど。
性的な描写があまりにもリアルなのにも驚いた。
人間失格のときも思ったけれど、あれほど売れっ子の二階堂ふみが身体をあらわにしている。
そして美しい。