今日、昼過ぎ母の机の付近を片付けしていたら

私が2009年2月13日にパソコンで入力し印字

していた母の胆石手術までの記録が出てきました。

母に見せたら母がずっと持っていたようでした。

それを見て懐かしく思ったので

ここに一部それを打ちこみたいと思います。

 

2008年9月29日(月)

刺身、茶わん蒸し等夕食を沢山食べたあとに

数時間して私がチョコ嫌いな母になぜか強制的に

チョコ食べないよー美味しいからチョコ食べないってと

なぜかチョコ嫌いな母に強制的に勧めた私

母が仕方なく食べると、30分後にいきなり気分が悪いと

いってムカムカして吐くようなそぶりをするも

吐けずにものすごい苦しいといって

チョコを食べたあとにもがき苦しむ

 

え?なんでチョコ食べてどっか悪くなるってこと

ある?とおもった。

 

2008年9月30日(火)

気分の悪さは続いてるようでいきなり食欲不振になり

食事がとれないといってくる。病院に行こう!!

おかしいからどっか悪いはず食中毒ではないと

おもうよ、

どっか体悪い様な気がするからというと

母が食べすぎだよ。病院にはいかない。

寝てれば治るといっていたが昨日と今日の2日間のうちに

顔色が黄色になって黄疸が出て目の白目が

黄色いのでお母さん肝炎ウィルスも

もってないのに絶対おかしいよ。胆のうじゃない?

黄疸が出るなら肝臓か胆のう、でも

肝炎ウィルスはないし胆のう?ちょっと

ほんと病院に行こうというと病院には絶対に行かないと

怒鳴られる。

 

 

10月1日(水)

母にお母さんほんとでやばいと思う。病院にいこうと

ずっと説得するが、叫んだり逆切れされて

行かないっていってるだろ病院はキライなんだよと

どなられてしまい、困り果ててしまった。

連れていこうとすると叩かれて拒否された。

 

10月2日(木)

この日の夜中、おかしなことが起こった。

夜中の0時に祖母の写真が飾ってある付近から斧で

思いっきり家を斧で叩き割るような爆音が聞こえた。

私が、うわーーーと驚いて

これはおばあちゃんが娘(私の母のこと)の命がなくなる。

おまえ、早く病院に無理やりでも連れていけって

合図ではないかと思った。

 

おかしなことがあるもんだと

おもいながら寝ていたら今度は朝の6時に離れに

おいていた扇風機が触ってもないのに(それリモコン式でもない)

強風3で突然ついて私の顔を強風で起こしてきた。

ブーンといきなり・・・さ、さむい!!!と思って

飛び起きて。誰も触ってないのに私しかいないのに

なんなんだ。益々おかしいとおもい

これは母を病院に連れて池の合図だと思った。

 

10月3日(金)に病院に電話すると

くわしい検査をしたいから4日にきてくれといわれる。

 

10月4日(土)いきつけの小さい個人病院に行く

先生がエコーをしたら顔色が変わり、胆のうに

炎症を起こしている。胆石もいっぱいある。これは急ぐ

緊急を要する。もっと大きな病院で胆のうのエコーがある

よくわかる機械を装備してもってるのが??病院なので

そこに今日いってくださいと紹介状をかくので今日いくんだよ

絶対に今日いくんだよ。このあとすぐ行きなさいとせかされる

そのまま家に帰らず??病院に行く

 

当日別病院の紹介してもらった??病院で精密な

超音波検査を受ける。

 

胆石が鮮明に沢山あるのもわかった。

医者が5人集まってきてみなでこれは大変だと

いっている。私に挨拶をしてこれは厳しい

これはかなり大変な状況になってる。

 

本当は手術をして石を取らないといけないが

炎症が酷く膿袋でいっぱいで肝臓の所にまで

膿が一部いっていた。膿がすごくて(20倍ぐらいパンパン)

炎症が激しく爆発的な状態のため、今手術をしたら敗血症を

起こす危険もあるし、お母さんの今の体力では

いま手術したら体力が持ちこせない。

胆石の手術は胆のうの炎症がおさまらないと

手術できないので炎症を抑えるだけの点滴のみの

入院に今回は考えましょう、今は手術はできません。

炎症で胆のうの中が膿袋でパンパンでその中に

沢山の胆石がある。今手術したら

破裂してしまうかもしれない。

 

私がそういえば昔から60ぐらいのときから

みぞおちの所がいたいとか

数年前はうつぶせで寝たらなんか

ゴロゴロしてるのがあたるような気がするとか

いってました。胆石が前からあったのかもと話した。

あ、でも母がチョコレート嫌いなのに

私がなぜか無理やりすすめて

チョコレート食べさせてから急に

具合が悪くなってというと

 

胆のうが悪い人はチョコレート食べたら

吐いたり具合悪くなるんですよ。

健康な人にはいいんですけど、なので

チョコレートで悪い所が分かってある意味

良かったかもですねといわれる。

 

そしてこの日から10月20日まで16日間の入院生活が

始まった。

 

そこでは絶食で点滴のみだったため、母は

いくたびにひねくれたような顔をしていた。

そして私、死ぬの?というので死なないよと

いうと私の検尿をいつももっていって

調べてるみたいなんだけど、医者が〇〇さんは

駄目かもしれないなーって声が聞こえるのよ

(母は遠くにいる人の話声でも

キャッチする能力のある人だった)

 

私がそんなことないよといって

 

次の日にいくと

母が私に看護師さんたちがね、〇〇さんは

もう長くないかもしれないって私のこと

ほんとにいってて、可愛くて若い看護師が同情して

そしたら私が〇〇さんに明るく接してあげようと

話声が聞こえて(またキャッチしたんかい)

私の部屋にきて〇〇さーんと

たわいもない話ですごい明るくふるまうんだけど

私がもう死ぬと思っての優しさなんだよと

寂しそうにいうので

 

お母さんそしたらね、復活できるようにね

私が毎日、ナタマメ茶とドクダミ茶をブレンドしたのを

保温ポットでもってくるから

毎日新しいのもってくるからそれ飲んでよ

よくなるから復活できるからというと

うん、といって私は帰った。それから毎日

作ったのをもっていくようになる。

 

そうすることを毎日していったら

おしっこもきれいな色になって炎症も

よくなったようで、私がいくと

 

あのね、お医者さんがね

他の部屋でしゃべってるのが

私には聞こえるんだけど(母も特殊能力あるからなーと

思い)〇〇さんは、もう駄目か助からないかと

おもっていたけど、数値がよくなってるって

なんであんなひどい状況から

こんなよくなったんだろ?不思議だといってるよと

 

私がよかったねといって新しい着替えを渡し

洗濯物をもって帰る。

 

次の日

病院の方から呼ばれて説明があった。

 

今はとても手術出来る状態じゃない。お母さんの胆のうは

あまりにも炎症がひどすぎる。石が沢山ありすぎて、その石が

胆のうを傷つけている。胆のうの壁はもう傷だらけで

ボロボロになっている。

石だけでものぞきたいが、石だけ除いて胆のうを残せば

また胆石は出来るだろう。手術してあげたいのだが

手術できる状態ではないし、炎症はひどいし、かなり大変な状況

なので今は炎症を抑える点滴のみしてますが

いったん10月20日に退院して自宅で食事をとって

少し太って体力もつけて年があけて手術をしましょう。

 

というので私があのーーここは、どういう手術方式で

手術されるのでしょうか?と聞いてみた。

 

すると背中から刺して肝臓を突き破り、そのまま進んで

胆のうに到着し、胆のうの石だけ取ろうと思いますと説明

 

私がえ??なぜ悪くもない肝臓を突き破ってまで

胆のうに行かなければならないのですか?それなら腹から

いったほうがいいとおもいますけど、悪くもない肝臓を

突き破っていけば、逆に出血がひどくなるんじゃないんですか?

そんな術式とられたら、母はもっと体力持たなくなると思いますよと

いうと

 

医者、そうですねー(内心そうですねーじゃねーよと私は思った)

確かに肝臓を突き破って進むので、あなたのおっしゃる通り

出血が多くなって輸血の必要も出てきます。

それに失血死の恐れも出てきますし

合併症として敗血症や腹膜炎を起こすかもしれませんと

怖い事いいだすので、

 

私が呆れて背中から刺す以外に他の方法は

ないんですか?と聞いてみると

 

医者は、うちの手術方針は、それで行ってますのでと

強気でいう。(やべーぞ、ここ手術絶対うまくないと思った)

 

いったん、そこは炎症を抑える点滴のみで過ごし

お世話になったので退院できた。

助けてもらったのは恩にきる。

なので支払いを済ませ、お菓子を渡した。

 

 

それから私は、まだお母さんのことは

先々の手術が残ってるから安心もしてられず、ただ??病院での

手術は危険だとおもい、どこかほかに腕のいい所が

ないか人に胆のうの手術で実績があるとこ

しらない?と聞いてみた。

 

そしたら☆☆病院の名前があがったので、電話してみた。

看護師が、私どもの病院は県内で1番胆のう手術の件数を

こなしてきております。患者さんの負担が少ないように

開腹手術でなく腹腔鏡手術をしています。といわれ

母の手術をするときは、そちらでお願いしたいんですが

エコー検査やCTの結果は??病院にあるんですけどというと

紹介状をかいてもらってうちで受けるといいですよと

言われる。

 

 

前回、炎症を抑える点滴のみの入院でお世話になった

??病院に電話して☆☆病院で手術を受けさせたいので

フィルムと紹介状を書いてほしいというと

 

 

医者から何故うちで受けないのかといわれた。

なので嘘をつき、友達のおねーさんが☆☆病院の看護師が

勤務していて、うちで手術したらいいよーって

勧めてきたのでと言うと

 

すぐ用意します!といわれる。・・・笑

 

 

次の日、??病院に次の☆☆病院にもっていく

紹介状をとりにいき、翌日☆☆病院に母を連れていく

医者といつ母の手術をするかをきめて

2月12日があいてたのでその日に決定。

 

入院は少し先に入る事になるので

 

2009年2月10日に母は入院

ここは、家からだいぶ遠いけど患者に

負担がないし手術が上手だと聞いたので

その点は安心だ。入院手続きと前金で数万払い(そういう決まり)

外科で母は血圧測定、体温測定、肺活量測定、点滴などをし

別室で鼻からカテーテルをいれて

その中に金属棒をいれて胆管まで入れる作業を1時間したが

失敗したという

 

先生が胆のうの炎症があるため

胆管に金属棒を入れておけば

どちらが胆のうか、どちらが胆管か、見分けがついて

事故を防ぐためだといっていた。

 

しかし、お母さんの胆管の構造が人と

違っているのでカテーテル長時間したら

入らない

これで命綱がなくなってしまったので

12日に行う手術はリスクが伴ってしまうといって

先生が嘆いていた。CTの検査ではどうも胆のうと十二指腸が

癒着しているような感じがするといっていた。

胆のうと十二指腸が癒着していたた大変な手術になり

一か八かの手術になる。

私でもこれは難しい手術になるかもしれない

その上、腹をあけた時にどちらか胆のうか胆管か見分けが

つかない場合も予測できる。かなりリスクが高いと

 

リスク高いことばかり私に伝えてきたが

私の中では、胆のうは、前よりは小さくなってるから

そこまでの癒着はないんじゃないか?とおもった。

金属棒が入らなかったのは、母サイドが異物を入れたくないと

いうなんらかの力が動いたのではと思った。

 

先生がえらい自信なさげにみえたので

2日間ナタマメ茶のみ母にのませた。

大きな保温ポットに入れていって

 

2009年2月12日

母の手術日(この日はくしくも母のお兄さんの月命日

母のお兄さんが亡くなってから

ちょうど没後10か月目の月命日なので

叔父さんが絶対助けてくれると確信)

 

14:30手術室に入る

17:10終了

 

あとで母が目をさめて、医者に

ありがとうの手をすりあわせるジェスチャーをして

今度は私をみて、母が自分が生きてた事を喜び

両手をのばして私の頭を自分の胸元に

引き寄せてだきしめてきた。

 

く・・・・くるしい・・・・笑

 

とてもうれしかったようだ。

私がよかったね、がんばったね

ゆっくりしてね。お疲れ様と声をかけると

 

先生から別室に呼ばれた。

カンファレン室に呼ばれ、

 

医者から手術の時の説明

 

数日前にCTや色々下検査では胆のうが十二指腸と癒着している

様子だったのですが、手術であけてみると

心配していた癒着もなくなっていて、胆のうの炎症も

抑えられてて 予想していたよりも手術がスムーズに

出来ましたと笑顔だった。

 

数日前には目印にしたかった金属棒が入れられなくて

手術の際に胆のうか胆管かわからずに切るリスクが高いと

いってましたが胆のうの炎症がおさまっていたことで

胆のうが分かったので良かったです。

 

 

それとこれがお母さんの胆のうですよと

切り取ったのを見せてくれた。

 

少し中を切ってますがもう少し切って中を

おみせしますねといって

先生がそれをはさみでじょりじょりきると

中からたーーーーーーーくさんの石が

でっかいのから小さいのまで沢山

 

いちおうこの胆のうも詳しく検査して

他に病気がないか調べます。

僕がみるかぎり、多分無いとは思いますけどねと

いわれる。

 

普通は紙のような薄さが胆のうの周りなんですけど

お母さんは爆発的な生死にかかわる炎症だったので

そのなごりで、このようにぶあつくなったんですよねと

いうので、

 

私がなんかにわとりの砂ずりみたいですといって

笑ってしまった。

 

 

するとほんとここまで分厚くなるまで

お母さん大変でしたねと

去年の10月にほかの病院で炎症をおさえる点滴のみの

入院をしていましたがあの時は手術なんかしたら

大変なことになるところだった。

(私でもそれは無理と分かってたよとおもいながら)

今は、萎縮してこんなに小さくなったけど

長い炎症のせいで、ぶあつくなっていた。

胆のうが今回、萎縮したせいで癒着の心配もなく

炎症もおさえられて膿もまったくなかったことが

幸いでした。(なままめバンザイと思った。笑)

 

手術のタイミングとしては、今が一番良かったかもしれませんね。

奇跡的に回復されて、去年は

生死をさまようほどの炎症だったのに

ここまでもってくれたのは、ほんとうに

よかったですねといわれる。

 

 

それもこれも先生のお蔭です。

命の恩人です。本当にありがとうございましたと

頭を下げてお礼を伝えた。

腕利きの医者にあたったので

ラッキーだった。多分前の病院なら

手術失敗してたかもとおもった。

 

 

看護師からこれはプレゼントと

母の黒い胆石たくさんはいった

入れ物をもらったものの

(えーーーーこんなのもらってもと

おもったが記念にかな?)

 

私がこれ、血なまぐさいので、

アルコールで洗ってから

また直してもいいか?ときくと

その胆石はもともと消化液からできた石で

あまりきれいなものではないので、

アルコールとかなにもしないで、そのまま

ケースにいれたままで見る程度に

してくださいといわれる。

 

まぁしばらくみていたが

これあんまいいものじゃないから

すてよーといって

結果的にもらって2週間目には

中身だけをもえるごみで出した。笑

 

ということで何がいいたいかというと

胆のうを悪くして手術しないといけない人は

先にどういう手術方法を取るか聞いておいたほうが

いいですよ。