これまでいろいろな方にモスクワ音楽院について聞かれるたびに、学舎は計3つありますと話していたのですが、なんとこの度新しい教室棟がオープンしていました。
授業が少ないのでいつも決まった教室しか出入りしてなくて、気付かなかった。
そういえばずっと工事してたっけな......まさか自分が在籍しているうちに完成するとは思っていませんでいた。
モスクワ音楽院には、全部で4つのホールがあります。
そのうちのひとつであるラフマニノフホールの上部分に新しく作られたのが、「ラフマニノフ棟」です。
先日、初めてそこの教室内(327番)に入ったので、少しだけですが写真を撮ってきました。
個人的にすごく好みな内装です!(筆者は緑色が好き…)
少し引いてみました。置いてあるピアノはシゲルカワイ。
小さいですがちゃんとステージになっていて、おそらくそれなりのイベント(レクチャーや公開レッスンなど)に使われる教室ではないかと思います。
ちなみにこの日ここで行われていたのは、ショスタコーヴィチやワインベルグ、シュニトケといったソ連時代の偉大な作曲家たちと強い結びつきのあったヴィオラ奏者・モスクワ音楽院教授フョードル・ドルジ―ニン(Федор Серафимович Дружинин (1932-2007))に関する集まりでした。
ドルジ―ニンについての本が出版されたので、その記念イベントです。
ヴィオラ奏者にとっての定番レパートリー、バルトークのヴィオラ協奏曲をロシア初演したのは、このドルジ―ニンだそうです。
(オフィシャルサイト↓)