一つ前の記事に、カザフ人の友達が第5回ウラジーミル・クライネフ・モスクワ国際ピアノコンクールでグランプリを取ったニュースを書きました。
ファイナルのコンチェルト演奏はYouTubeにありますが(これも前記事にリンクあり)、セミファイナルの模様はВКонтактеというロシアのFacebook的なSNS内に投稿されています。
アカウントを持っていなくても再生できるので、ご興味のある方はぜひ見てみてください。
優勝したベクザット・ラクィモフくん(グネーシン音楽大学3年生)が演奏したのは、以下のプログラムです。
・8分38秒~ シューマン:交響的練習曲 作品13
・33分17秒~ チャイコフスキー=プレトニョフ編:『くるみ割り人形』より アンダンテ・マエスト―ソ
・39分26秒~ リスト:ハンガリー狂詩曲第12番
https://vk.com/wall-54521551_994
ベクザットくんの応援団。カザフスタンからお母さんとガールフレンドがやってきて、モスクワ音楽院や附属中央音楽学校、グネーシンで学ぶカザフ人の仲間たちも大集合しました。
この3人は、年齢はばらばらですがアルマトイの音楽学校(ちょうどモスクワ音楽院附属中央音楽学校のような、音楽専門小中校一貫校)で同じ門下だったそうです。
彼らの先生はかなり熱血で、弟子たちをコンクールにバンバン入賞させる名教師だそうです。いつかインタビューしてみたいと思っています。
左の眼鏡をかけた子は、そのアルマトイの学校から15歳の時にモスクワ音楽院附属中央音楽学校に転入し、現在はモスクワ音楽院2年生。ナタリア・トゥルーリ教授のクラスに在籍しています。
幼いころから国際コンクールで優勝・入賞しまくる天才少年として有名で、なんとその才能に惚れ込んだあの世界的ピアニスト、デニス・マツ―エフが個人的にグランドピアノをプレゼントしたそうです。
さらには、グランドピアノを置ける大きなアパートを国にプレゼントされたとか。すごすぎる話だ...。
その時のニュースがこちら↓
ここでようやく、今日の記事のタイトルに直接関する写真です。
ファイナルの結果発表の後は、優勝者ベクザットくんのお母さんが滞在するアパートにみんなで移動し、中央アジアの伝統料理「ベシュバルマック」を食べながら夜中の2時までワイワイしました。
馬肉+ジャガイモ+平たいパスタ+玉ねぎという非常にシンプルな料理ですが、基本的にはお祝いの席や、お客さんが来るときに作って食べるそうです。
......と聞いたことがあったのですが、ベクザットくんのお母さんは「私は昔毎日食べてたわよ!」とのこと。
お肉は牛肉でもいいらしいですが、隣に座ったフルーティストの女の子は「馬肉じゃないとテンション上がらない」と言っていました。
お肉が大好き、とにかくシンプルに肉に食らいつきたい!という人にはお勧めの料理です。
お肉を茹でる時に出るブイヨンもおいしいですよ!