ゴッホといえば黄色や
狂気を感じるようなうねりイメージだけど
実はこんな穏やかな絵も描いていた。




緑色は第四チャクラの色。
第四チャクラはハートのチャクラ。
抑えられた感情の解放や
それらを慈悲に変える働き。

このチャクラが開かれると
自分や他人への無条件の愛に目覚める。

バランスが崩れると
自分を価値のないものと思ってしまう、
短気で心が狭くなる、
心の扉を閉ざす、
人間関係のトラブル、
孤独を感じるといった状態になる。
どこかゴッホ自身、ゴッホの人生を
イメージさせる。

この絵を見るまでは
ゴッホは第三チャクラがテーマの
人生かと思っていたけど、
愛を与える、受けとる、
自分を愛するという
第四チャクラがテーマだったのかなと思う。
(第三チャクラは自尊心、
自分とは何かというもの)

「与えようとばかりして、
貰おうとはしなかった。
なんと愚かな、間違った、誇張された、
高慢な、短気な恋愛ではなかったか。
ただ相手に与えるだけではいけない。
相手から貰わなくては」



ゴッホが『薔薇』の絵を描いたのは
耳切り事件の後、
サン=レミの療養所から退院する
少し前に描かれたもの。

度々発作を起こしていたけど、
調子がいいときは庭に出たり
絵を描いて過ごしており、
この頃に多くの名作が描かれている。

ゴッホは浮世絵から
多くのインスピレーションを受けており、
「日本が我々に教えてくれるのは、
ほとんど新しい宗教のようなものだ。
とてもシンプルで
まるで彼ら自身が花々であるかのように
自然の中で生きている」

サン=レミは自然が豊かな所だそうで、
緑が多い自然の中で過ごすことは
第四チャクラを活性化させる。

ゴッホは自然と一体となることで
自身の中でも調和が
生まれたのではないかと思う。
一方通行ではなく循環する
自然の営みの中で、
一種の悟りのような…

癇癪持ちで気難しい性格が災いして
多くの失敗や挫折を味わったゴッホ。
かつては聖職者になろうとしていたが
その性格ゆえに危険視され…

遠回りをしたけれど、
ゴッホは絵を通して神の愛を見つけ出す
聖職者になったかのよう。


「舗装された道はたしかに歩くのは楽だ。
しかしそこには花は咲かない」

※「」の中の言葉はゴッホのもの