夏目漱石は

I love youを

「月が綺麗ですね」と訳し、

竹久夢二は

「月が綺麗ね」と

彼女が言ったとき、

仰いで月を見る男は

馬鹿だ、と言った。


『月』は正位置では

不安、曖昧さ、偽り、嘘、

隠されたもの。

逆位置では

それらが晴れていくさまを表す。




白黒はっきりさせたい欧米と、
直接的な表現を避ける
日本とでは、
多少解釈に違いがあっても
いいのかもしれない。