この夏はいくつかの勉強会や学会に参加する機会が

ありましたので、今回はそこでの収穫や課題などを

ご報告します本

 

7月には、アラガンの「Assessment & Injection」予防接種

で、下島先生から下顔面〜リップの注入治療についての

レクチャー。

 

実際の注入を交えたとても実践的な内容で、

特にリップや顎先への注入ポイント・注入法の工夫は、

日々の診療にも生かしたい学びがたくさんありました。

 

 

その後、日本糸リフト協会総会

8月には仙台で開催された日本美容皮膚科学会総会へ。

 

新しい知識を得るだけでなく、

日々の診療で感じている疑問について

改めて考える機会になりました。

 

音符今の糸治療を、きちんと知っておきたい

当院では現在、糸リフトのメニューはありませんが、

現在の糸治療についてきちんと知っておきたいと思い、

日本糸リフト協会に入会しています。

 

特に今回知りたかったのは、普段の診療でも難しさを

感じている、口まわりからマリオネットラインの改善と、

お顔全体にボリュームのある方のリフトアップについて

です。

 

総会では糸治療の経験が非常に豊富な先生方による

実際の治療と、その結果を見る機会がありました。

 

印象に残ったのは、糸によって得られる変化だけでなく、

「こういった方は糸だけでは難しい」ということも

率直に示されていたことです。

 

どんな治療にも、できることと難しいことがある。

 

第一線で治療されている先生方からその両方を

学べたことは大きな収穫でした。

 

 

音符美容皮膚科学会では、肝斑とたるみを重点的に

若干寒い、梅雨明け前の仙台で行われた美容皮膚科学会

(3会場を雨の中バス移動・傘をさしながら何度も往復。

 根性が試された学会でした汗。)

 

ご相談の多い肝斑などの色素系の治療、

そしてやはり「たるみ」については重点的に

情報をアップデートしてきました。

 

難治性の肝斑についての発表も印象に残りました。

 

診察をしていて「これは治療に時間がかかりそう」と

感じるような難しい症例に対して、さまざまな治療を

組み合わせ、試行錯誤された経過が提示されていました。

 

音符学会から持ち帰った「?」を、もう一度整理

学会や勉強会で興味を持ったこと、

疑問に思ったことは、

帰宅後にもう一度整理し直しました。

 

特に気になっていた高周波(RF)については、

いろいろ「?(もやもや)」が残って帰ってきたので、

そもそもの原理から臨床での使われ方まで

改めて学び直しました。

 

RFといっても、針を使うもの・使わないものがあり、

エネルギーの届け方や狙う深さ・治療の目的も

さまざまです。

 

現在国内で使われている主な機器について、

ニードルの有無や方式の違いなども含めて調べ、

自分用のまとめ文章と比較表・さらに各機器を一言で表す

キャッチコピーなども作って整理してみました。

 

横に並べてみると面白いもので、

単なる性能の違いではなく、それぞれの機器が

「何をどのように変えたいのか」という設計の考え方が

見えてきます。

 

中には、今後もう少し詳しく見てみたいと思った機器も

ありました。

 

また、学会で興味を持った新しい注入製剤については

関連する論文を取り寄せて読んでみました。

 

面白いと思う一方で、

 

何が効果の鍵になっているのか。
その製剤でなければ得られない効果なのか。
長期的な安全性や、効果の持続期間はどうなのか。

 

調べることで、気になることがさらに出てきました。

 

各種テキストや論文を読んで基本からもう一度整理。自分用のまとめ資料もずいぶん増えました。

 

音符それでも、難しいものは難しい

改めて感じたことがあります。

 

美容医療でできることは確実に増えている。

でも、

難しいもの(症例や症状)は、

やはり相変わらず難しい。

 

新しい機器や製剤にも可能性はありますが、

一つの新しい治療が、それまで難しかったことを

すべて解決してくれるわけではありません。

 

選択肢が増えたことと、

すべての悩みに簡単な答えができたことは

同じではない。

 

音符そして改めて、基本の大切さ

難治性の肝斑についての発表を聞いて、

改めて確認できたことがあります。

 

肝斑については、内服や外用・紫外線対策・摩擦を避ける

ことなど、基本となる治療や日常生活でのケアがやはり

最優先かつとても大切だということです。

 

新しい治療が増えても、まずはここを基礎固めとして

地道に実践する。

 

その上で、必要に応じてほかの治療へのステップを

考える。

 

やはり、この順番を飛ばさないことが大切なのだと

改めて感じました。

 

そしてこれは、肝斑だけの話でもないように思います。

 

治療の選択肢が増えた今だからこそ、

ホームケアや日々のスキンケアの重要性は

むしろ高くなっているのではないでしょうか。

 

ここでいうホームケアは、高額な化粧品を

あれこれとたくさん使う、という意味ではありません。

 

その方の肌にとって何が大切なのかを見極め、

外してはいけないことを、きちんと続ける。

 

例えばシミ治療なら、

「黒くなった → 剥がれた → 薄くなった」

 

これは目に見えて分かりやすく、

治療の手応えも感じやすいと思います。

 

でも、そこで終わりではありません。

 

その後また色素が目立ってこないか。
治療後の色素沈着が強く、長く残らないか。
良くなった状態をどう維持するのか。

治療のメリットをできるだけ生かし、

副反応をできるだけ抑え、

その状態を維持していく。

 

さらに、どんな治療も一生ものではありません。
そこからまたエイジングが始まります。

 

だからこそ、

一見すると遠回りに見えることが、

長い時間軸で考えると、実は後からじわじわと

ボディーブローのように効いてくる。

 

音符最後に、Before/Afterを見るときに

SNSや雑誌では、美容医療によって

驚くほど印象が変わったBefore/Afterを見ることが

あります。

 

もちろん実際にとても良い結果が得られることは

あります。

 

ただ、Before/Afterは、あくまでも

「その方に、その治療を行った結果」です。

 

同じようなお悩みに見えても、お顔や肌の状態・

変化の原因・治療への反応は一人ひとり違います。

 

治療の効果が出やすい条件が整っている方の症例で

あることもあり、自分が同じ治療を受ければ

同じような変化が得られるとは限りません。

 

その治療が自分の悩みを改善するために

本当に適しているのか。

 

一度立ち止まって、

冷静に考えてみてほしいと思います。

 

音符この秋の美容外来について

最後に少しお知らせです。

この秋、当院では美容外来の診療システムを

一部変更する予定です。

 

現在準備を進めています。

詳しくは、次回のLINEでご案内いたします。

長文をお読みくださりありがとうございました。

 

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皆様、こんにちは。

 

ながと皮膚科クリニック 副院長の長門昌代です。

 

梅雨が明けていつもの夏ヒマワリがやってきました。

 

体調はいかがでしょうか?

 

院内もできるだけ快適に過ごしていただけるよう、

エアコンはフルMaxで稼働させております。

 

さて、今回は当院の60代女性スタッフの症例を

ご紹介いたします。

 

 実は彼女、10年以上にわたって私の注入治療の

モデルとして、何度も快く協力してくれている

大切な存在です。

 

今回は「額と眉間のしわ」が気になるとのことで

相談を受けましした。治療内容や写真の掲載について

本人の快諾をもらいましたので、

皆様に詳しくお届けします。
(写真はすべて同じ環境で撮影、

もちろん加工はしていません。)

 

💡額にしわがある=額ボトックス」とは限らない

 

額のしわは多くの方が悩まれる部分ですが、

実はその原因は決して一つではありません。

  • 表情の癖
  • まぶたの重み(眼瞼下垂など)を補おうとして、   額の筋肉で一生懸命まぶたを持ち上げる癖
  • 加齢にともなう骨や脂肪の変化による、       額そのもののボリュームロス(痩せ)

これらが複雑に重なり合っているため、

同じように見える「額のしわ」であっても、

お一人おひとりに合わせて治療を組み立てる必要が

あります。

 

まず着目したのは、彼女が

「額の筋肉を使ってまぶたを持ち上げる癖」

を持っている点でした。

 

もし、この連動した動きを考慮せずに

額全体へボトックスを打って筋肉を止めてしまうと、

しわは消えても「目が重くて開けにくい…」

「目の開きがち作なってしまった…」

という悲しい不快感に繋がってしまうリスクが

あります。

 

また、彼女の額は年齢とともにボリュームが減り、

眉の上の骨が目立って、全体的にゴツゴツとした

男性的な印象になっていました。

 

さらに、ご本人は無自覚でしたが、

口周りの筋肉にも余分な力が入ってしまっていて、

笑顔や表情全体を少しもったいない印象にしていました。

 

そこで今回は、お顔全体のバランスを整えるために

【眉間・目周り・口角・あご・(ご本人の希望で首)】

へボトックス注射を行い、

その後、額のへこみやゴツゴツ感を改善するために

【額へのヒアルロン酸注入】を行うという、

複合的な治療プランを選択しました。

 

ボトックス後の変化

 

 

静止時のお写真です。

今回は額にボトックスを打っていませんが、

眉間の過度な緊張を優しく緩めてあげたことで、

額の下半分の横しわまで自然にふんわりと浅くなって

います。

 

 

 

笑うたびに「左側の眉をグッと持ち上げてしまう」癖が

自然に優しく改善されました。

さらに口元の余計な緊張もほぐれたことで、

お口まわりの影感がすっきりと消え、

フェイスラインまで洗練された

明るい印象になっています。

 

表情を柔らかく整えたあとに

 

「額のヒアルロン酸」をプラス

 

ボトックスでお顔の筋肉の調和を取り戻したあと、

もう一つの大切なステップである

「額のボリュームロス」の治療に移りました。

エイジング世代になると、額の丸みが少しずつ失われ、

光が当たったときに不自然な影ができやすくなります。

 

 

 

 

ヒアルロン酸で不足したボリュームを程よく補うことで、

額全体にふっくらとした自然な丸みが生まれ、

女性らしいやわらかな雰囲気へと変化しました。

 

薄いマットレスを一枚そっと敷いたような

適度なクッションが生まれることで、

日常の中で表情を動かしても、しわが表面に

刻まれにくくなる効果もあります。

 

特に「斜め」からのアングルは、

実は周囲の人から一番見られている角度。

 

眉の上の削げたような影が改善し、

額から眉にかけての美しいカーブが滑らかに

つながることで、横顔の気品がグッと引き立ちます。

 

額は「前髪で隠れるから」と

諦めないでほしい場所です

 

 

額について、

「前髪を下ろしているから見えないし、

 気にしていません」

とおっしゃる方はとても多いです。

 

でも実際には、光が当たった瞬間や、

おしゃべりしているときのふとした横顔など、

額の丸みや立体感はお顔全体の印象を

驚くほど左右しています。

 

今回のスタッフも、治療後は顔全体の印象が

とてもナチュラルに若々しくなり、

ご本人もその嬉しい変化をしっかりと実感して

喜んでくれました。

 

美容医療において、治療技術の高さと同じくらい

お悩みの背景にある原因を正しく見極めること

が大切です。

 

額のしわや影感・ゴツゴツとした印象が

気になり始めた方、

なんとなく男性的できつい印象になってきた

と感じられる方は、額の治療もぜひご検討ください。

 

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【症例の概要】

・治療内容①: ボツリヌストキシン製剤

      (ボトックスビスタ®)注入

      (※厚生労働省承認の国内承認医薬品を

         使用しています)

・施術回数: 1回

・経過期間: 施術後2週間

      (※今回の掲載写真の時点)

・使用量: 50単位

・費用: 88,000円(税込)

・主なリスク・副作用: 注射時の痛み、腫れ、

  内出血、左右差、効果の過不足、

  表情の違和感、

  眉や口角の位置変化、

  眼瞼下垂(まぶたの重み)、

  稀にアレルギー反応など。 

  ※目周囲の治療では、筋肉が緩むことで

   一時的に目の下のふくらみが目立つ場合が

   あります。

 

・治療内容②:ヒアルロン酸リフト(額)

       ヒアルロン酸製剤注入(ボルベラ使用)

      (アラガン社製ジュビダームビスタ®シリーズ)

      (※厚生労働省承認の国内承認医薬品を
        使用しています)

・施術回数:1回

・経過期間:施術後2週間

・使用量:2本(2mL)

・費用:187,000円~209,000円(税込)

    ※通常または、初回・リピートで異なります。

・主なリスク・副作用:注射時の痛み、腫れ、
  内出血、むくみ、赤み、圧痛、
  左右差、凹凸、しこり、感染、遅発性結節、
  アレルギー反応など。

  また、非常に稀ですが、血管内への誤注入や
  血管の圧迫などによる血流障害を生じ、
  皮膚壊死や視力障害・失明などの
  重篤な合併症を起こす可能性があります。

  ※特に額は血管走行への十分な配慮が必要で、
   腫れや内出血、注入後の凹凸などにも
   注意が必要な部位です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

涼しかった6月から一転、

今週はいつもの暑い夏がやってきました。 

 

皆さま、体調は崩されていませんでしょうか。

 

急激に強まる日差しを肌に浴びるこの時期、

診察室でもお肌の紫外線ダメージや、

これからのシミ対策についてご相談いただく機会が

ぐっと増えてまいります。

 

そんな中、やはり皆さまから一番多くいただくのは、

 

「シミを早く消したい」 

「一刻も早く、きれいになりたい」

 

という切実なお声です。

 

そのお気持ちは、美容を仕事とする私たちには

痛いほど分かります。 私もスタッフも一日でも早く

喜んでいただける結果をお届けしたいと思い、

日々診療にあたっています。

 

でも、その切実な思いをお預かりするからこそ、

機械で目に見えるシミを壊す前に

一度立ち止まってほしい。

 

その思いでこのブログを書いています。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

長年診療を続ける中で、私の心にはずっと

「ある小さな棘」のように残り続けている疑問が

ありました。

 

同じ治療、同じレーザーの出力を設定しても、

驚くほどきれいに改善する方がいる一方で、

思うような結果が出ず、時には一時的な赤みや

色素沈着(PIH)に悩まされてしまう方も

いらっしゃる。

 

一般的には、それは「個人差」とされてきました。

 

 けれど、本当にそれだけで片付けてしまって

いいのだろうか。

 

多くの方にとって副反応が少なく、かつ効果的な

再現性のある治療法にはできないのだろうか。

 

ずっと私の中で静かにくすぶっていました。

科学的な裏付けがない中で       信じてきたこと

当院では開院当初から、

「いきなり機械治療を行うのではなく、

 まずは日々のホームケアや トリートメントに

 よってお肌の基礎体力を整える」プレケアを

極めて重視してきました。

 

理由はシンプルです。

 

お肌の土台が整っていると、治療効果が

確実に引き出せる。

そして何より、不要な炎症や色素沈着といった

「寄り道」を最大限防ぐことができるからです。

 

ただ、当時はそれを説明するだけの明確な

科学的エビデンス(裏付け)が、まだ十分に世に

出ていませんでした。 

 

「理由ははっきりと言えないけれど、

臨床の現場で多くのお肌をを拝見してきた経験上、

絶対にこのやり方の方が安全で、結果が美しい」 

 

そんな、言わば私の「経験に基づく直感」として、

皆様へお伝えし続けてきたのです。

 

ホームケアは確かに素晴らしいものです。

 ただ、どうしても結果が出るまでに時間がかかります。

 

「もっと効率よく、お肌を治療しやすい状態へ整える

医療アプローチはないだろうか」——。

 

そんな模索を、ずっと続けていました。

 

その模索の中で出会ったのが、スキンバイブでした。

 

 

世間一般では「肌育」ブームもあって、

「ハリ・保水力を上げる治療」として注目され始めた

頃です。

 

そんな中、昨年、ヒルズグレイスクリニックの奥先生が

ご講演された「線維芽細胞へのアプローチ」のお話を

伺う機会がありました。 

 

「これは単に肌を潤わせるだけのものではない。

もっと別の、根源的な役割があるのではないか」と、

胸が高鳴ったのを今でも覚えています。

 

私が長年大切にしてきた「プレケア」というパズルの

ピースと、どこか深く重なり合う予感があったからです。

 

その後、慢性的なお肌の赤みや難治性の肝斑など、

「真皮環境の乱れ」が根本的な原因と思われる方に対し、

機械治療の「プレケア」といして、スキンバイブを

ご提案するようになりました。

 

ただ、この時点ではまだ私個人の臨床的なアプローチ

であり、そのメカニズムを学術的に、かつ分かりやすく

説明するためのロジックは持っていませんでした。

 

これもあくまで個人的見解だったのです。

 

そして先日、再び奥先生方のご講演を拝見する機会に

恵まれました。

 

 

そこで提示されたのが、

「Skin Priming(スキンプライミング)」

という、美しく、そしてあまりにも論理的な概念でした。

 

お肌(真皮)の司令塔である「線維芽細胞」の役割。

 

 物理的な刺激が細胞のスイッチを入れる

「メカノバイオロジー」の仕組み。 

 

そして、美肌を阻む「慢性炎症」のコントロール。

 

スライドを注視しお話を伺いながら、

私の中で鳥肌が立つような感覚がありました。

 

長年の診療で「なぜだろう」と悩み、仮説を立て、

実践してきたこと。そのすべてに、極めて精緻な

科学的理由が、一つずつ与えられていくような時間

だったからです。

 

新しい知識をただ詰め込むセミナーではなく、

私が信じて歩んできた道に、力強い光が当てられた

ような瞬間でした。

 

昨年感じたあの予感は、やはり間違いありませんでした。

 

厚生労働省の承認を得ているスキンバイブは、

一度の施術で約9か月間、お肌の奥(真皮環境)を

底上げし、支え続けることができると

実証されています。

 

もちろん、お顔全体に細かく注射をする治療ですから、

一時的な内出血や針跡といったダウンタイムは

伴います。決して「お気軽にどうぞ」と言える治療では

ありません。

お顔に赤みや内出血の出る期間を避けたいと

思われるのは、自然なことです。

 

それでも、この先何年もより高い治療効果を安全に、

そして無駄なく目指していくのだとすれば——。 

 

半年に1回、あるいは年に1回、お肌の土台を立て直す

このステップを治療計画に組み込むことは、

医学的に見ても極めて合理的であり、

不可欠なプロセスであると、

今の私は強い確信を持っています。

10年後も揺らがない「健康な肌」のために

一方で、ここからはまたしても私の個人的解釈では

ありますが…。

 

スキンバイブが約9か月間、真皮環境を力強く支えて

くれるとしても、その効果は永久ではありません。

 

私たちは毎日、紫外線をはじめとした酸化ストレスを

浴び、絶えず老化のダメージを受けながら生きている

からです。

 

放置すればせっかく呼び覚まされた細胞たちも、

日々のストレスによって再び元気がなくなっていって

しまいます。

 

だからこそ、日々の丁寧なホームケア(スキンケアや

内側からのインナーケア)の価値は決して変わらない、

むしろ、医療によって極限まで整えられた

真皮のすこやかさを少しでも長く・美しく維持していく

ために、これまで以上にその重要性は増していくと

考えています。

 

医療と、日々のセルフケア。

 

 この二つはどちらか一方だけでは成り立ちません。

 

お互いがお互いを支え合う「両輪」なのです。

 

私はこれからも、皆さまと一緒に積み重ねる

ホームケアやトリートメントを何より大切に

していきます。

その信念にブレはありません。 

 

ただ今回、その裏付けとなる仕組みを深く理解できた

からこそ、今後はこのスキンバイブを単なる

 

「潤いやハリを与える肌育製剤」

 

としてではなく、

 

「治療効果と安全性を最大化するための、

 不可欠なプレケア」

 

として、

これからの診療の中に一層強い意志を持って

位置づけていきたいと思います。

 

一見、遠回りに見えるかもしれません。

 

 しかし、お肌の土台(土壌)を無視して

強い機械治療を急ぐよりも、

まずは受け皿となる環境を正しく整えること。

 

これこそが、結果として最も無駄がなく・安全に、

そして最も確実に、10年後もトラブルに揺らがない

「健康的で美しい肌」へたどり着くための、

私たちのロードマップです。

 

皆さまがご自身の肌に自信を持って、

前向きに毎日を過ごせるよう、

これからも確かな医療と日々のケアの両面から、

スタッフ一同、チーム一丸となって

お手伝いをさせていただけますと幸いです。