11 入院2日目 手術日当日 手術後  2022/11/22 火曜日

「ももりりさ~ん、終わりましたよ~」という声で目が覚めた。
寝たような、一瞬だったような感覚が。
あ、手術だったんだと思ったら、喉から管が抜かれた。
特に噎せるような感覚も痛みも無く普通に呼吸できている。

執刀医の先生がウズラの卵ぐらいの黒っぽい胆石を見せながら
「開腹手術にはなりませんでした。大丈夫ですよ。あと右脇腹にドレーン入れてます」と開口一番教えてくれた。

あ~良かった。無事に終わった。

「ありがとうございます。結構大きいですね」と言ったら
「どうしますか?こちらで処分しましょうか?」と訊かれた。
自分は興味無いが、多分家族は見たがるだろう。
「家族に渡して下さい」と言ったら「わかりました」と言って出ていった。

それからヘッドキャップや心電図が外され、3-4人で「せ~の」と手術台からベッドに移された。
これは担当看護師さんが病室から持ってきた私が寝ているベッドだ。
左手には点滴、口には酸素マスクの上にマスクが装着され、色々繋がれているみたい。
痛みはまだ麻酔のせいか鈍いが何とかなるレベル。
昼食後に走ってお腹が痛くなった時の感じかな。

「ありがとうございました」と手術室の皆さんにお礼を言い、そのままベッドごと手術室を出たら家族が待っていた。
無事に終わってホッとしたようだ。
「今何時?」「16時」と言われた。二時間半。少しかかったかな。
部屋の金庫の鍵を返された。
「来てくれてありがとう」と感謝して家族と別れ、病室へベッドで運ばれた。
術後ICUじゃなくて良かった。先生が頑張ってくれたおかげだ。

病室に戻ったら、担当看護師さんがバタバタと忙しく機械を装着したり点検を始めた。
まず両足にフットマッサージ。酸素マスクの確認。点滴台に点滴パックの準備。
あと昨日用意したオムツを装着された。
他にも色々とテキパキやってくれて一段落したのを見計らい、iPod、スマホを右側の手元に。
卓上加湿器を左の枕元に置いてもらう。

左のベッド脇にテーブルを移動。
そこに準備しておいたリップクリーム、アロマオイル、耳栓、ティッシュ、時計、メガネなどを置いてもらい、準備完了。
長い夜の始まりだ。これから明日の朝まで、なるべく快適に楽しく頑張るぞ!