10 入院2日目 手術日当日 手術前

2022年11/22 火曜日

まだ薄暗いが朝6時半に目が覚めた。良く寝られて気分が良い。
今日は手術日、朝から絶食。
OS1を1本9時までに飲みきるよう指示されている。
9時以降は水も禁止。これは卓上加湿器の出番です。

夜勤の担当看護師さんが、検温と血圧測定にきた。36.4℃、問題なし。
手術予定は13時半。それまでヒマになってしまった。
廊下では朝食の配膳準備が進んでいるようだ。

ふと朝食抜きでヒマな自分はシャワー浴びればいいと思い付く。
今ならシャワーも空いているだろう。手術後にシャワー使う時の予行演習にもなるし。
早速ナースステーションのシャワー予約表を確認したら、誰も予約は無かった。
7時に予約して準備してシャワーブースへ。
使い方も学習したし、シャワーでさっぱりして気分が良い。

上機嫌でまたネットしたりメール書いたりしていたら、8時半ぐらいに執刀医の先生が部屋にきた。
お腹を確認され「今日はよろしく」と挨拶が。律儀な方だなあ。
こちらこそよろしくお願いいたします。

その後、回診の先生と看護師さんたちが回ってきた。
「今日は手術ですね、頑張ってください」で終了。
顔色見に来たんだろうか。

ところでビロウな話になるが昨夜、看護師さんに朝にお通じが無かったら浣腸すると言われていた。
朝あるにはあったが、まだ残っているような感覚がある。
今日の日勤担当看護師さんがどうしますか?と訊いてきた。
これはお願いした方がいいかな。
もし今晩ベッドに繋がれて便意が出たら、大部屋で看護師さんの手を煩わせてしまう。
隣の患者さんはどうやら私より重病らしいのにビロウなもので夜中に迷惑かけるわけにはいかない。
逆だったら自分も嫌だ。
仕方なくお願いし、出すもの出してスッキリした。これで安心。
あと今日までに生理が来ないかも非常に気をもんだ。
まだ余裕があるはずだが、緊張で早まることもある。
看護師さんは慣れているかもしれないが、自分が嫌だ。
何とかセーフでホッとした。

昼前に手術着に着替える。立ち会いの家族が到着。猫も元気に寝ているらしい。
ヒマだな~とは思ったが、不安や緊張は一切無く、自分でも拍子抜け。
こまめにいろんな人達が気遣って下さるからかも。
連携が取れていて、患者の対応に慣れている。だから患者も安心していられるのだと思う。

13時少し過ぎ、助産婦の看護師さんが呼びにきた。
家族に部屋の金庫の鍵を渡して、連れだって歩いて手術室に向かう。
まるでお散歩コースのように歩き、手術室前の待ち合いで家族と別れる。
他の方のブログを読んで想像した時は、この時緊張と不安でパニックになったらどうしようと
勝手に不安になっていたが、実際は「じゃあね~」で笑って手を振っていた。
もしかしたら自分は鈍いのかも。

手術室に入ったら、そこは実験室のような広い銀色の空間。
すぐに名前と生年月日を確認されリストバンドのバーコードをピッと読み取る。
麻酔科医や手術看護師の方たちが笑顔で迎えて下さり「どうかよろしくお願いいたします」と普通に会話して和気あいあい。

手術台に案内され靴を脱ぎ、メガネを渡してマスクを取る。
横たわったら身体にタオルを被せられた。
下着と手術着を脱がされ、足にぴったりした靴下を穿かされ、頭にガーゼのナイトキャップのようなものを被せられる。
それから心電図をおでこやら胸にぺったり貼られる。
左手に点滴が刺され、とやっている横では執刀医と手術看護師が最終確認の点呼をやっていた。
どんな器具や薬品を使うか、なにか確認事項を問答している。

手術室は少し寒く「寒いですね」と言ったら温度を上げてくれたようだ。
手術室の中ではクラシックがかかっていて、自分の心電図の音も通常通り規則正しく聞こえてくる。
酸素マスクを装着され「深呼吸してください~」と聞いたのを最後に、意識が無くなったようだ。

う~ん、結局緊張するタイミングが無かったww