4 入院、手術の不安

2022年9/28に総合病院で診察があり、それからもうベルトコンベアーに乗ったように胆嚢摘出手術へ一直線な感じが否めない。
判断して決断するのは自分だけど、なんというか手術が当然というように大前提で話されて、医師からは手術の説明と危険性、今後の検査予定と診察予約しか言われなくて何となく釈然としない。

「手術やりますか?」「なにか質問は?」という言葉が一切無いからだと後になって気づいた。

質問したくても何を質問すればいいのかわからない患者にとっては、心が取り残されて疑問だらけなのに、状況だけが手術に向かっている感じ。

医者にとっては胆石症で胆石が動いて痛みがあったら原因である胆嚢摘出は当然の結論なのだろう。
この病院は胆嚢摘出手術の件数は県内1位だし、患者がたくさん来て毎日のように手術をしていればそうなるか。
忙しいし効率よく患者をさばかないとならないし、一人の患者にじっくり付き合う余裕はないのはわかる。

それでも患者にとっては初めての入院手術になるわけで、体にメスを入れて臓器を摘出というのは相当に抵抗があり、怖いのだ。
次の診察まで1ヶ月あり、その後手術となればこれから1ヶ月半はある。
その間気を付けることなども何も言われない。「痛みが出たら来てください」とだけ。
そうなったら緊急手術ですか?

とにかく自分で調べて情報を仕入れて納得するしかないとネット検索、あと図書館で胆嚢炎の人の食事レシピ本を借りて読んでみた。
要するに「脂質を抑える」ことが重要らしい。
胆嚢は肝臓で作られた胆汁を溜めておく臓器。油っぽい食事を摂ると、それを消化しようと胆嚢をギュッと縮めて溜めてある胆汁を送り出す。
そうすると胆嚢の中にある胆石が動いて痛みが発生する可能性があるので、脂質を控えることという構造。
なるほど、とにかくこれからは三食おじやかな。ここのところほとんど食べて無いからお粥かおじやで問題無いけど。
またあの痛みはやっぱり怖い。

肝臓で胆汁は作られるので溜めておく場所が無くなると垂れ流しになるので、摘出後下痢になったりするので、やはり脂質の摂りすぎに注意か。
まあ胆石を抱えて食事制限して、いつまたあの痛みが来るかと不安を抱えていくか、思いきって胆嚢摘出して脂質を気にかけながらさっぱりするかの選択のよう。
特に私は台風襲来のストレスで痛みが来たので、今後またあのような状況が来ないとも限らないわけで。
父が胃潰瘍の手術の際に胆石が見つかり、ついでに胆嚢摘出したが、その後普通に食事して今のところ元気だし。
手術まで痛みが再発するのを防ぐには食事の脂質制限か。とりあえず次の診察10/26まで1ヶ月頑張ろう。