31 胆嚢摘出手術 術後1年8ヵ月  2024/7/21 日曜日 晴れ


胆嚢摘出手術から1年8ヵ月経った。

梅雨明けで本格的に暑い暑い夏が到来。エアコンの恩恵に毎日浸っている。

それにしても暑すぎだろう。息を吸うと熱風が入り生命の危機を感じる暑さだ。


2月の健康診断結果から始めた自宅筋トレはまだ続けている。

日常の習慣になってきたようで、毎食後血糖値を下げる運動を15分。

加えて朝晩のストレッチとラジオ体操と正味1時間ぐらいは宅トレ中。

これを来年の健康診断までは続けていく予定。

おかげで体力がついたようで、仕事でたまに立ち仕事をしても腰痛にならなくなった。

足に筋肉ついたのかな。


季節は変わるが、幸い日常の変化はあまり無いと思っていたのだが。

先月から飼っている二匹の猫の一匹の食欲が落ちてきた。

二匹ともこの夏で19才、人間なら90才以上の長寿猫。

1日23時間は寝ている感じだが、大切な家族だ。


食欲が落ちた猫が少しずつ食べられるように、18才以上の猫用エサや、ちゅーる、

腎臓に良いエサなど片っ端から試して食べさせた。好みが激しくて苦労する。

人間の食事にいつも参加して少し欲しがる猫なので、私の魚やおやつは半分は猫に献上。

猫には人間の食事は良くないのだが、19才だし好きなものを食べてくれれば幸せだろう。


7月に入り暑さが少し落ち着いたら少し元気になり、家中を見て回るようになった。

あと外に行きたがる。うっかり脱走しないよう気をつけていたが一度二階の窓から

脱走され、慌てて探しに行ったら、ひょっこり満足そうに戻ってきた。


19年前ほぼ同時に別々にもらってきた猫達だが、最近は家庭内別居状態。

何年も別々に寝ていたのだが、ふらっと部屋に入ってきて、家族と一緒にじっと寝ている。

痩せてはきたが、足取りは軽やかで食欲もあり普段通りの生活を送っていたのだが。

7/15の朝から足取りが急激にふらふらして、水も飲まなくなった。

昨日まで階段乗り降りして元気だったのに。

これはもう長くないとずっと家族で見守った。

苦しむ様子はまったくなく、やることはやりきったと静かに寝そべっている。

少しずつ体温が下がっていて、ゆっくり呼吸をしている猫を見ながら、自分の

寿命が分かっていて、最後に見納めしてたのかなと思った。

その夜家族がテレビを見ている隣で、静かに息を引き取った。享年19才。


ボケもせず、最期まで自力で歩き、介護も無く、大好きな家族の中で

寿命をまっとうした幸せな猫だった。

まだ家の中にいるような感じがして、いないと思うと寂しいけれど

「こういう最期を迎えたら幸せだなあ」とあやかりたい気持ちでいっぱいだ。

残されたもう一匹の猫は、食欲旺盛で今日も元気に寝ている。


人間には猫のように寿命の終わりを感じる事は難しいけれど、悔いなく終わりを

迎えるためにも、毎日を大切に健康に気をつけて生きたいなと思う。