ラブライブサンシャインGBP 第1話[2度目の出航]〜後半〜


~浦の星女学院  スクールアイドル部 部室~

果南「ニュー・レボリューションを起こすって言ってもこれからどうするの~?」

鞠莉「決まってるじゃない、ラブライブに出て優勝をして学校を救う。この3ステップよ♪」

ダイヤ「3ステップって言いましても、そう簡単にはうまく行きませんわよ。学校説明会もあるからやっぱりここでダラダラしてるよりも早く練習したほうが…」

果南「そうだよね~。でも説明会は11月だからまだまだ時間あるし肝心のラブライブの詳細がわからないから練習する気にならないんだよ。」

鞠莉「…と言いながらも空気イスしてるなんて果南らしいわね♪」

果南「最初からイスが無かったからだよ!っていうか何で私のイスが無いの⁈」

ダイヤ「果南さんのイスなら善子さんが儀式に使うって言って上にロウソクを乗せて使っていますわよ。」

果南「善子、早く私のイス返してよ!膝が限界なんだから‼︎」

果南はロウソクを床に置き、善子から自分のイスを取り上げた。

善子「善子じゃなくてヨハネ‼︎呪文忘れちゃったじゃない‼︎あー、最初からやり直しだ…」

鞠莉「本を見てやるなんて意味ないじゃない。堕天使なんだから暗記してなきゃ♪」

善子「もちろん当然覚えているわ。聖典など所詮堕天使には必要無い…」

果南「じゃあこの本売っちゃおうかなぁ~。」

善子「ちょっと!自分のお小遣いで買ったんだからそれはやめてよ‼︎」

ダイヤと鞠莉はそのやりとりを見て笑う。

花丸「…果南ちゃんもよくイスが無い状態で1時間も耐えたずらね…」

千歌「なんだか今日のスクールアイドル部も平和だね~。」

梨子「いつも通りって感じで良いわね。この光景が逆に落ち着く…ってルビィちゃん、何してるの?」

ルビィ「ラブライブの公式が発表するまでパソコンを見つめてるんです。」

梨子「いつ発表されるかわからないから見つめてても疲れるだけよ。」

ルビィ「やっぱりそうですよね…あっ、来ました‼︎」

9人全員はパソコンに注目した。

ダイヤ「今回のラブライブは2部門構成。一つはいつも通り、もう一つは……ガンプラバトル部門ですって⁈」

果南「ガンプラ……バトル…。」

千歌「ガンプラバトルって……何?」

ダイヤ「ガンプラと呼ばれるプラモデルを使って戦うゲームみたいなものですわ。」

千歌「ガンプラバトルの事はわかったけど、ガンプラ……って何?」

千歌の発言に8人はコケてしまう。

果南「やっぱりそこからか……。」

ダイヤ「…しょうがないですわね。ガンプラというのはアニメ[機動戦士ガンダム]シリーズに登場するロボットを立体化したプラモデルの事ですわ。」

鞠莉「確か、生産してる工場がこの県にあるのよね?」

ダイヤ「ええ、バンダイホビーセンターが静岡市にありますわ。」

ルビィ「ルビィ達のお兄ちゃんもそこで働いてるんだよ!またお兄ちゃんに会いたいなぁ…。」

梨子「ダイヤさんってお兄さんがいらっしゃったんですね。」

ダイヤ「ええ。黒澤 銀(しるば)、14上の32歳でバンダイホビーの技術主任を任されていますわ。」

千歌「へぇ~、凄い‼」

梨子「ルビィちゃんが会いたいって言ってるって事は別々で暮らしてるんですか?」

ダイヤ「沼津から静岡は通うのが大変なので会社の近くのマンションを借りて住んでいますわ。」

ルビィ「休暇があるとこっちに帰って来るんだぁ~。」

果南「お兄ちゃんかぁ、羨ましいなぁ~。」

梨子「一人っ子だと寂しく感じる時がありますよね。」

果南「そうだね~、私は千歌や鞠莉、ダイヤが妹代わりみたいなものだったし今はAqoursのみんなが居るから全然寂しくないよ♪」

梨子「果南さん…。」

ダイヤ「果南さん、今までわたくしを妹だと思って居たのですか⁈」

鞠莉「私もダイヤの事は妹だと思ってたわよ♪」

ダイヤ「全く…。では皆さん、ラブライブ・ガンプラバトル部門にエントリーいたしますわ‼︎ルビィ、申し込み頼みますわよ!」

ルビィ「うゆ!」


ー私たちは、再びラブライブにエントリーした。今度こそみんなでアキバドームのステージに立つために…。


全員「次回、[オハラ・ベース]」