よく練習をしてきてくれる子の特徴は、以下の5つです。
①家族みんなの仲が良い
②おうちの方に、ピアノ音楽を好きな方がいる。
③おうちの方と一緒に、よくピアノ音楽の話をする。
④おうちの方が、演奏技術等に詳しくない。
⑤生活リズムが整っている。
上記5つが、よくピアノを練習して来てくれる子の特徴です。
いかがでしょうか。当てはまる項目がありましたか?
(ちなみに、某大手幼児小学生向けに勤めていた時に、きちんと宿題をして来てくれる子もこんな感じのご家庭でした。)
一つずつ、解説していきますね。
①家族みんなの仲がいい。
家族仲というのは、そのまま子どものメンタルに大きな影響を及ぼします。
家庭内がギスギスした雰囲気だと、何事にも前向きな気持ちにはなりませんよね。
練習というのは、毎日の継続でもあります。スポーツ選手などがよく「メンタルを整えるために〜」なんて、話していますよね。
日々何かを継続するために、メンタルはとても大切です。
お子さんのメンタルの安定のためにも、家族仲を保つことは、とても大切です。メンタルの安定は、全ての物事の基本。これが関係ないようで、本当に大切な場面でバッチリ!効いてきます。
ピアノの日々の練習だけでなく、コンクール、中高大学受験にも、必ず大きく響いてきます。
ちなみに、お子さんに家庭の中で何か役割を持ってもらうことも、非常にいいことです。
小さなお子さんであれば、靴並べや、家族の配膳などでしょうか。
私のおすすめは、一緒に料理をすることです。
食べ物への興味、感謝も育むことができ、生活することへの自信もつきます。レシピを読みながら実際に作ることで、読解力もつきます。食べる時間も、作る時間も、全て親子のコミュニケーションにもなります。
きちんとやってくれたら、「ありがとう」と声をかけてあげて下さい。
大好きなご家族からの感謝の言葉は、お子さんの自信に必ず繋がりますよ!
「自分は、この家族の一員である」という気持ちも、大きくなります。
②おうちの方に、ピアノ音楽を好きな方がいる。
これも、お子さんがピアノを練習する、大きなきっかけになります。
先ほども触れましたが、子どもというのは、身近な大人の影響を非常に受けやすいもの。
「ピアノって、本当に素晴らしいね!」と言っている大人が身近にいると、子どもたちは、「ピアノって、素晴らしいものなんだ!」と、無意識に思うようになります。
ピアノに対して、ポジティブな気持ちを持ってくれるようになっていきます。
③おうちの方と一緒に、よくピアノ音楽の話をする。
これも、②と似ています。
おうちの方と、たくさんピアノの話をすると、子どもたちはピアノに対して、楽しい!素敵!という気持ちを持ってくれるようになります。
でも、どんな話をすればいいの?という方は、まずはご自身や、お子さんの好きな曲の、ピアノカバーの動画等を、一緒に探してみて下さい。
YouTubeなどに、色んな方の弾かれている動画が、たくさん上がっています。
特に幼児さんであれば、小学生〜高校生が演奏する姿は、非常に魅力的に見えます。「こうなりたい!」と思える、憧れの姿は、練習への、強い動機になります。
既にレッスンに通われている方は、レッスンの内容について話すのもいいですね。
「レッスン、よく弾けていたね」「あんなところが、楽しかったね!」など、ポジティブな内容を心がけてあげて下さい。
「どうしてあんな弾き方したの?」「おうちでは上手く弾けていたのに」なんて声かけは、禁物です。
コンクール前などは、焦ってそのような声かけもしてしまいがちかもしれませんが、グッと堪えて!
「次はこんな練習もしてみようか」「おうちに帰ったら、一緒に楽譜を見てみる?」など、言い換えしてあげて下さいね。
④おうちの方が、演奏技術等に詳しくない。
これは、意外と盲点なんです!(笑)
私が中学生の時、同じ教室に、ピアノが大好きで、よく練習してくる同級生がいました。
さぞ彼女のお母さんも、ピアノに詳しい、よく弾けるお母さんなんだろうなと勝手に思っていたのですが。。。
いざ初めて会ってみると、彼女のお母様は、全くピアノを知らない方だったんですね。
彼女がどんな弾き方をしても、その都度感心し、褒め、時折興味深そうにするアドバイスは、彼女と同じ、「学習者」そのもの。
そう、一緒にピアノを練習して下さるおうちの方は、必然的に「第二の先生」になっていくことが多いのです。
これは立場上、ある程度避けられない、仕方のないことです。それだけ、一生懸命お子さんの練習をみてくださっているということでもあり、私たち講師からすると、感謝しかありません。
しかし、お子さんと一緒に学び合っていく「学習者」の視点を忘れないおうちの方は、常にお子さんと対等な「仲間」でいつづけることができるんですね。
「仲間」がいる子は、強いです。
どうか、お子さんの良き「第二の先生」でいて下さると同時に、いつも同じ目線でピアノを楽しめる、「仲間」でいて下さい。
ピアノ学習の楽しみが、何倍にもなりますよ!
最後はこちらです。
⑤生活リズムが整っている。
これも、①に立ち返りますが、メンタルにも近いお話です。
子どもというのは、先の見通しがあると、安心して行動できます。
「次に何をするのか」が分かっているのは、とても大切なんですね。
また、練習できるかどうかは、疲労度や体調にも、かなり左右されやすいです。
生活リズムが整っていると、メンタル、体調が整います。常に安心した状態でいられると、ピアノに限らず、物事を安定して続けていくことができます。
ぜひ生活リズムの中に上手くピアノの練習を組み込んで、毎日安定して練習ができるようにしてあげて下さい。
たくさんお話しましたが、この5つに共通することは全て「ピアノを楽しんでいる」ということです。
Flower Musicのピアノレッスンでは、お子さん、ご家族共に「音楽って楽しい!」と思える工夫を、たくさん行っております。
是非、笑顔いっぱいの無料体験レッスンに遊びに来て下さいね♫
教室には、長町、栗生、東中田などから生徒さんが通ってくださっています。
2024年0~3歳対象リトミック開講予定!