美輪明宏さんの「この世は人生学校」家の光協会1700円+税を読み終えました📚2025年読書記録82冊目。以下本書から一部引用します🐰
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かつては「十年ひと昔」と言われていましたが、今はたった一年でがらりと変わる世の中です。
けれども25年前も今も、人生の悩みというのはほとんど変わっていません。
職場や近所などの人間関係の悩み、親子や兄弟姉妹や夫婦の悩み、仕事の悩み、お金の悩みなどなど、今も昔も変わらないものですし、解決するための方法も実は何も変わっていないのです。
例えば、辛いことや苦しいことがあった時に、誰かに愚痴をこぼしたり、泣いたりわめいたりしても、決して答えは見つかりません。
感情的になることは、かえって問題を先延ばしするだけで、苦しい思いをする日々が延々と続くだけなのです。
問題を解決するためには、まずは感情を横に置いて、頭をクールに、冷静にに考えるしかありません。
さらに、悩みを抱えている多くの人たちは、不幸の数を数えるのは得意なのに、幸せの数を数えることがなかなか出来ないのです。恵まれていることが沢山あるはずなのに、感謝することを忘れてしまったが為に、自分がいかに不幸なのか、その部分しか見えなくなってしまうのです。
当たり前のように感じていることでも、実はとても恵まれているということに気づかない、そんな時には発想の転換が大切であることもアドバイスさせて頂きました。
取り上げている様々な悩み相談は、ページを開いた誰もが自分に置き換えて応用することが出来ます。
「そうか、こんな時こそ冷静になればいいのか」「なるほど、発想を転換すると解決策が見つかるんだ」と、まさかの時の為の訓練にもなるはずですから、人生の様々な局面においてお役に立てれば幸いです。
皆さんそれぞれの人生学校で及第点がとれますように、この本を参考書としてお手元に置いて頂ければ、幸せへの近道になるはずです。
皆さんの人生が豊かでよりよいものでありますように。
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以上、引用終わり。
美輪明宏さんは、1935年、長崎市生まれ。
国立音楽大学附属高校中退。16歳でプロ歌手としてデビュー。1957年「メケメケ」、1966年「ヨイトマケの唄」が大ヒットとなる。1967年、演劇実験室「天井桟敷」旗揚げ公演に参加。1997年、舞台「双頭の鷲」で読売演劇大賞優秀賞を受賞。2018年、戦後の日本にジェンダーを超えた生き方を示したこと、長きにわたり舞台、映画、テレビ、講演、著作と多方面で夢と感動を与えてきたことなとから、東京都の「名誉都民」として顕彰されました。
本書は、月刊誌「家の光」に連載された「美輪明宏の人生相談」と「人生学校虎の巻」「続・人生学校虎の巻」「悩みも苦しみもメッタ斬り！」「人生はドンマイドンマイ」「心の嵐を青空に」「ほほえみを忘れずに、ルンルンでいきましょう」(家の光協会刊行)を再編集した作品です。
美輪明宏さんが、老若男女問わず様々な人生相談について、愛情を込めて的確な回答しています。
第1章 甘ったれるんじゃない！
第2章 よくがんばったわね。自分を褒めてあげてください
第3章 悩んでもムダ。まわりを気にせず自分を信じて
第4章 感情は不要。冷静に考えることがたいせつです
第5章 子どもには思いやりと愛情を持って接しましょう
第6章 マイナスよりもプラスの要因を探し、ときには発想の転換を
興味ある方は、是非お読み下さい📚🎄
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