鏡リュウジさんの「運命の輪・力」創元社 | 生きている間にやりたいことをやろう!コーチたき坊のブログ

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「好きなこと、ワクワクすることを生きている間に一つずつやる」をモットーに同じような思いを持つ方を支援するコーチ。2022年ワタナベ薫さん主催のMCCコーチ養成スクール第1期修了。好きなこと、ワクワクすることをやりたい方の背中を押します。

2024.6.25おはよう御座います💐
鏡リュウジさんの「運命の輪・力」創元社1500円+税を読み終えました📚2024年読書記録137冊目。以下本書から一部引用します。
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タロットの切札の旅も、ここで中間地点を迎える。
オーソドックスな切札のシークエンスのほぼ中央に配置される「運命の輪」は、物語構造で言えば起承転結の「転」にあたる。
人生の物語は、必ずどこかで思いがけない変「転」に直面するものだ。
下にあったものが上になり、上にあったものが下になる。
この世における人生の変転を、西欧において人々は、運命の女神が回転させる車輪として表象してきたのである。
古代社会においては、「運命の輪」は、宿命の女神が紡ぎ出す変えがたい宇宙の必然の力、全てを統べる秩序の糸の源だとされてきた。
あるいは運命の車輪は、気まぐれに人の人生を左右する幸運の女神の不安定な働きと見做される事もあった。
いずれにせよ、「運命の輪」は、人間の意志ではどうにもならない、自律的な人生を左右する力として感知されてきたのである。
それに続く「力」はどうだろう。
切札における「力」の番号は、前巻で述べたように、いくつかのバージョンがあるが、「運命の輪」に続くカードとして考えると、栄枯盛衰のこと世の中でも不動、不屈の心の安定を示すようにも映ろう。
危険で荒々しい獅子を手なずける事が出来るのは、運命の潮目の変化に動じる事なく、内的世界、そして外的世界と穏やかに向き合う事が出来る「力」なのではないだろうか。
鏡リュウジ
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鏡リゥウジさんは、占星術研究家、翻訳家。1968年、京都府生まれ。国際基督教大学卒業。同大学院修士課程修了(比較文化)。英国占星術協会会員、日本トランスパーソナル学会理事、東京アストロジースクール主幹。平安女学院大学客員教授、京都文教大学客員教授。多数の著書があります。

本書では、鏡リゥウジさんが、タロット78枚のうち、大アルカナ(切札)22枚の中の、10運命の輪、11力について、歴史的な価値ある美しいカラーのタロットカードのイラストを交えながら、それぞれのカードの歴史やメッセージについて、解説しています。
はじめに
10.運命の輪
マルセイユ版タロットの世界 文 夢然堂
現代のタロット
近現代絵画に見る運命の輪 文 千田歌秋
運命の輪からのメッセージ
11.力
マルセイユ版タロットの世界 文 夢然堂
現代のタロット
近現代絵画に見る力 文 千田歌秋
力からのメッセージ
特別寄稿 伊藤博明
TSエリットとウェイト=スミス版タロット
切札一覧(大アルカナ)

興味がある方は是非お読みください💐🐰📚