ディビットハミルトンさんの「親切は驚くほど体にいい!」飛鳥新社 | 生きている間にやりたいことをやろう!コーチたき坊のブログ

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「好きなこと、ワクワクすることを生きている間に一つずつやる」をモットーに同じような思いを持つ方を支援するコーチ。2022年ワタナベ薫さん主催のMCCコーチ養成スクール第1期修了。好きなこと、ワクワクすることをやりたい方の背中を押します。

2024.6.23おはよう御座います💐
5年前の今日のフェイスブック📚読書記録から転載します🐰
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2019.6.23 こんにちは🍃 今日も曇り空で、時々雨が降ったり止んだりの天気ですね〜☂️ 早朝ドライブから帰宅して、モーニングコーヒー☕️を淹れ、音楽を聴聴きながら読書してます📚
ディビットハミルトンさんの「親切は驚くほど体にいい!」飛鳥新社 1300円+税(監訳 有田秀穂さん)を読み終えました。ディビットハミルトンさんは、有機化学博士で、イギリスの大手製薬会社で心血管疾患の新薬開発に従事したのち、医薬品科学の知見を日常生活に結びつけるワークショップを開始。心と体の健康を「親切」「つながり」などの習慣から追及する独身の手法で評判に。グラスゴー大学で指導員を務めながら執筆活動に携わる。その集大成である本書はイギリスで大きな話題を呼び、14か国で翻訳出版が決定しています。以下著書から一部引用します。〜〜〜〜〜〜
「親切な人」と聞いて、あなたはどのような人を思い浮かべますか?電車て座席を譲る人。お年寄りが荷物を運ぶのを手伝う人。立派な反面、自分のことは後回し、という生き方は損をすることもあるのでは…ひょっとしたら、そんなイメージもあるのではないでしょうか。これこそ、多くの人が勘違いしているポイントです。じつは、親切な行動をとった瞬間、心と体に変化が起き、親切をした本人は無条件に幸せを手に入れることができるのです。ですから、親切をした人は、決して自分を犠牲にしたり、損をしたりなどはしていません。
私たちの脳には、「他者との共感」をつかさどる場所があります。前頭前野と呼ばれる部位があり、「心の目」とか「第三の目」などと呼ばれています。目の前に困っている人がいるのを見ると、この「心の目」が働き、「何かしてあげたい」という思いが自然に湧いてくる。それを実行に移すと、自分自身もいい気分になり、幸せ感を得られる。わたしたちの心はそのようにできています。「いい気分」のもとになっているのが、「オキシトシン」と呼ばれる神経ペプチドです。最近、「幸せ物質」「愛情物質」などと呼ばれ、注目を集めていますから、聞き覚えがある人もいるのではないでしょうか。オキシトシンは他者とのふれあいによって分泌されます。身体的なふれあいだけでなく、心のふれあいでもよく、親切な行いは特に効果的です。オキシトシンが分泌されると、二つの役割を果たします。まず、脳内で働いて「心を変える」。さらに、血液中のホルモンとなって「体にも効く」のです。「情けは人のためならず」ということわざがありますが、それは健康についても当てはまるのです。具体的には、次のような効果があると考えられています。
①人への親近感、信頼感が増す
②ストレスが消え、幸福感が得られる
③血圧の上昇を抑える
④心臓の機能をよくする
⑤長寿になる
本書では、この「5つの力」を証明する研究結果が明かされるだけでなく、日常生活でオキシトシンを出すための「親切の実績法」までカバーしています。
脳の仕組みからいえば、「幸せになる方法」は二つあります。一つは「目標達成」や「夢の実現」によって得られる幸せで、これにはドパーミンと呼ばれる神経物質が関係しています。例えば、試験に合格したときや、試合に勝ったときなどに、このドパーミンが分泌されると、舞い上がるような幸せ感、高揚感がもたらされます。もう一つが、「親切」や「ふれあい」によって得られる幸せです。これこそオキシトシンの働きによるもので、心に灯がともるような、ほんのりと長続きする幸せです。人生においてはどちらも大切なのですが、私たちはこれまで、「ドパーミン的な幸せ」ばかりを優先してきたのではないでしょうか。ドパーミン的な幸せにはいくつか落とし穴があります。得られたときの快感は大きいのですが、長続きしません。成功を手に入れたとしても、「もっともっと」と次の報酬を求め、際限なくエスカレートしてしまうのです。成果を求める過程において、他人との競争が生じるケースも良くあります。努力をしても思うような結果が出ないときには、真面目な人ほど自分を責めてしまい、それが大きなストレスになってしまうのです。その結果、私たちは息苦しさや、ある種の「行き詰まり感」を感じていたのではないでしょうか。一方で、親切やふれあいから生まれる幸せ感は、強烈なものではありませんが、ほんのりと長続きします。成果とも無縁で、他人との競争もありません。本書の説く「オキシトシン的幸せ術」は、「誰もが無理なく、確実に幸せになれる方法」として、今まさに私たち日本人が必要とするものなのです。〜〜〜以上引用終わり。
本書では、ディビットハミルトンさんが、幸せ物質オキシトシンで人生がある変わることを、具体的な事例や、自らの体験を交えたわかりやすく解説しています。巻末には、40の親切行動として、実践に役立つ具体的な40の行動がリストアップされています。親切な行動は、他人も自分も、良い気分にして、幸せ物質オキシトシンが分泌され、心と体に良く健康的な生活を送れることがわかります。興味ある方は是非お読みください🍀