鏡リュウジさんの「愚者・奇術師」創元社 | 生きている間にやりたいことをやろう!コーチたき坊のブログ

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「好きなこと、ワクワクすることを生きている間に一つずつやる」をモットーに同じような思いを持つ方を支援するコーチ。2022年ワタナベ薫さん主催のMCCコーチ養成スクール第1期修了。好きなこと、ワクワクすることをやりたい方の背中を押します。

2024.6.21おはよう御座います💐
鏡リュウジさんの「愚者・奇術師」創元社1500円+税を読み終えました📚
2024年読書記録132冊目。以下本書から一部引用します。
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僕たちのタロットの旅が「愚者」と「奇術師」からスタートするのは、実に象徴的だ。
この2人は期せずして僕たちにとっての「タロット」そのもののイメージを映し出しているように思えるからだ。
愚者の「愚かさ」と奇術師の「賢さ」は、いつの世にも人の心をとらえて離さない元型だ。
だが、「愚かさ」とは、「賢さ」とは、何だろうか。
ソクラテスは「無知の知」を、仏典は「無分別の智」を説く。
幼子の愚かさは、何ものにもとらわれない純粋な精神かもしれず、大人の賢さは単なる小賢さでもあるかもしれない。
愚と賢は、変幻自在に入れ替わり、にわかに判別できない。
タロットもまさにそうだ。
素朴な絵札に伝統的な愚意が秘められ、迷信じみた占い遊びが、ときに心の深みを照らし出す。
だが、そこに輪郭のはっきりした「真実」を求めようとするならタロットの占いは、愚かしい迷妄となる。
これから始まるタロットの旅は、愚者と奇術師が交互に導く終わりなき道行きだ。
いっときこの俗世のしがらみと分別を捨て、この旅を楽しもう。
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以上引用終わり。
鏡リゥウジさんは、占星術研究家、翻訳家。1968年、京都府生まれ。国際基督教大学卒業。同大学院修士課程修了(比較文化)。英国占星術協会会員、日本トランスパーソナル学会理事、東京アストロジースクール主幹。平安女学院大学客員教授、京都文教大学客員教授。多数の著書があります。

本書では、鏡リゥウジさんが、タロット78枚のうち、大アルカナ(切札)22枚の中の、0 愚者、1 奇術師について、歴史的な価値ある美しいカラーのタロットカードのイラストを交えながら、それぞれのカードの歴史やメッセージについて、解説しています。
はじめに
0 愚者
マルセイユ版タロットの世界 文 夢然堂
現代のタロット
近現代絵画に見る愚者 文 千田歌秋
愚者からのメッセージ

1 奇術師
マルセイユ版タロットの世界 文 夢然堂
現代のタロット
近現代絵画に見る奇術師 文 千田歌秋
奇術師からのメッセージ
タロットの歴代
切札一覧(大アルカナ)
興味ある方は是非お読みください🐰💐