ディルドーテンさんの「仕事は楽しいかね?《最終講義》」きこ書房 | 生きている間にやりたいことをやろう!コーチたき坊のブログ

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「好きなこと、ワクワクすることを生きている間に一つずつやる」をモットーに同じような思いを持つ方を支援するコーチ。2022年ワタナベ薫さん主催のMCCコーチ養成スクール第1期修了。好きなこと、ワクワクすることをやりたい方の背中を押します。

2024.6.16 こんにちは💐
ディルドーテンさんの「仕事は楽しいかね?《最終講義》」きこ書房1300円+税を読み終えました📚2024年読書記録129冊目。以下本書から一部引用します。
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“きみと一緒にいると、もっと良い人間になりたいって思うんだ“
映画「恋愛小説家」のジャックニコルソンのセリフが、私の頭の中で繰り返し鳴り響いていた。地位や性別を問わず望みうる最高の人材を、自負の仕事を向上させ、周りの人間まで向上させてしまうような人材を求め、あちこちの会社を当たっていた時のことだ。
その時頭に浮かんだ人達は、いずれも「完璧以上に素晴らしい」人材である。
なぜそんなおかしな、筋の通らない呼び方をするのか? その理由は、世界的なフルート奏者、故ジャン ピエールランバルとの出会いにある。
ロサンゼルス郊外に住んでいた時、町の反対側にある大学でランバルが、ある大学で開いていた上級音楽教室に参加する機会があった。その時、同じ曲でもランバル家演奏すると、びっくりするほど違って聞こえる事があったので、一つの作品にどこまで新しい解釈を試みるんですか、と尋ねてみた。暫く眉を寄せて考え込んでいたランバルは、やがてこう答えた。
【ある曲を「完璧に」演奏できたと感じる日もあります。でも、その次の日には、「更に素晴らしい」演奏ができるんです】
その日以来、私は素晴らしい演奏を聴くたびに、「完璧以上に素晴らしい」と思うようになったのだ。
更に言うと、名人と呼ばれる偉大な人達は、与えられた課題をこなすだけにとどまらず、自らの擬似を追求し、可能性を追い続けている。完璧な作品を作り上げたかと思うと、更に素晴らしい作品を生み出して人を驚かすのだ。これこそ、天才の真髄ではなかろうか?
それでは、職場の天才となるには何が必要だろうか?
天才と呼ばれる人物を何百人も研究してきた経験から、自信を持ってこう言わせて貰おう。
【完璧以上に素晴らしい人々が持つ資質を、私達の誰もが既に持っている、と。彼らはその資質を、より生かす術を知っているだけなのだ。】
だから、天才達の物語を、天才アイデアの仕事生活を、広く人々に伝えなければならない。最高の自分の姿を、皆んなが思い出せるように。
仕事に就く時は、他人と差をつけよう、特別な存在になろう、能力を発揮して認められよう、と誰しも固く心に誓う。
だが、その熱意はシェークスピアの言葉を借りれば、「容赦ない時の荒波に揉まれ」、次第にすり減っていく。
必死に働き、職場に溶け込む。そのどこかで私達は、自分に宝の資質が備わっている事を忘れてしまう。
たがらこそ、この本で皆さんにも一緒に、優れた上司や部下や納入業者や顧客の素晴らしさに気づいてほしい。そして、彼らから学ぶだけでなく、最高の自分とはどんな人間だったか、思い出してほしい。
このレッスンを、読みやすく印象に残る形で皆さんにお伝えする為に、いま一度、ビジネスの天才マックスエルモアにご登場を願う事にする。
今回はマックスの甥を語り手に迎え、彼のフィアンセも交えた三人の会話制となっている。
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以上引用終わり。
デイルドーテンさんは、アリゾナ州立大学大学院卒業後、スタンフォード大学大学院で学び、1980年にマーケティングリサーチ会社リサーチリソーセスを起業。
マクドナルド、3M、コダックなど大手優良企業を顧客に持つ全米でもトップレベルの会社に成長させる。
1991年、新聞に執筆したコラムが好評を博し、執筆活動を開始。現在米国を代表する人気コラムニスト。
コラムは、100社以上の新聞社に配信され、毎週1000万人以上に愛読されている。執筆活動の傍ら、企業講演、社員研修やキャリアセミナーを主催し、意思決定論、人材育成、キャリアアップによる能力開発や成功をテーマに独自の理論を展開している。
本書は、2007年に出版された「決定版 仕事は楽しいかね?」を改題、再編集したものです。
原書発行から17年経ちますが、共感する内容です。
はじめに
プロローグ
第1章 もっと良くできないかなあ?
第2章 目指すべきは、非常識な高度ななんだ。
第3章 最初の解決策は人からの借り物、二つ目の解決策は常識の範囲内、三つ目の解決策が天才のアイデアだ。
第4章 最高の社員が人とは違う考え方を
するのは、人より多くのことを知っているから。彼らが人より多くのことを知っているのは、人より多くの質問をするからだ。
まとめ 与えられた仕事以外のことをすることで、彼らは職場全体の意識を高め、周りの人々をも向上させるからなのです。
エピローグ ぜひ試してみるほしい。
まずは何か“完璧な“ものを見つけ、それをより良くすることから始めるのだ。

興味がある方は是非お読みください🐰💐