三浦展さんの「大下流国家 オワコン日本の現在地」光文社新書 | 生きている間にやりたいことをやろう!コーチたき坊のブログ

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「好きなこと、ワクワクすることを生きている間に一つずつやる」をモットーに同じような思いを持つ方を支援するコーチ。2022年ワタナベ薫さん主催のMCCコーチ養成スクール第1期修了。好きなこと、ワクワクすることをやりたい方の背中を押します。

2024.6.4おはよう御座います💐
2年前の今日のフェイスブック📚読書記録から転載します🐰
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2022.6.4 こんにちは😃今日は快晴になりましたね。三浦展さんの「大下流国家 オワコン日本の現在地」光文社新書900円+税を読み終えました📚2022年読書記録57冊目。以下本書から一部引用します。〜〜〜〜〜〜
今回の東京五輪までの数年間のすったもんだを見て、日本の衰退を感じた人は少なくないだろう。国立競技場、エンブレム、収賄、森失言に始まる各種の差別意識問題の連鎖があった。日本はどうやらかつての力を失っているし、もはや先進国ではないらしいとすら思われた。コロナへの一連の対応にも、ああ、この国は戦争をしたら負けるなと思った人は多いだろう。指導部の弱さ、優柔不断さ、想定外の事態への対応の遅れ、想定をしない甘さ、国民の命の軽さ。福島原発事故だって未処理であり、事故事態が想定外だった。いや想定されていたが、電力会社と政府によって無視された。大地震が来ることは想定内だが、本当に正しい想定に従って準備を進めているか、私は不安である。いつも呪文のように唱えられる安心、安全もどこまで信用していいものやら。この国は弱いのだ。この30年でますます弱くなったのだ。
今の日本人が、特に上層部が、理想や思想、もっと砕いて言えば、自分の考えを語る事、考える事を忘れているからではないか。
もっと効率的に、もっと売れるように、もっと金が儲かるようにという事ばかり考えている、そのようにしか考えない国が、今や金儲けでしかない五輪開催を断れるはずが無かったのだ。
もう一つ現代の日本に欠けているのは、教養である。教養とは知識と経験の熟成によって生まれる。そのゆとりが今の日本にはない。
現実の社会は無限に多様で複雑であり、結論を速く出したくても出せない。速く出した答えが正しいとも限らない。むしろ、なかなか答えが出ないプロセスを味わう事も時として必要であり、それが出来るという事も一つの教養なのだと思う。〜〜〜以上引用終わり。
三浦展さんは、1982年一橋大学社会学部卒業。(株)パルコ入社。90年 三菱総合研究所入社。99年(株)カルチャースタディーズ研究所設立。多数の著書があります。
人口、GDP、賃金、…あらゆる指標で停滞、衰退をしている日本。世界でのプレゼンスが希薄になりつつある今、普通の人々は何を求めて毎日を暮らしているのか?最新調査で判明したのは、ささやかな幸福への願望と、社会に対する不満の減少、無関心だった。三菱総合研究所が毎年行なっている3万人調査に追加質問をする形で実施したアンケート調査結果から見えてくる現代日本の姿を生々しく解説しています。
第1章 オワコン日本
第2章 「ニセ中流」の出現と日本の「分断」
第3章 「強さ」を求める時代
第4章 ユーミンはなぜ泣いたか?
第5章 さよなら、おじさん

興味ある方は、是非お読み下さい📚🎄