鏡リゥウジさんの「アルケミスト双書タロットの美術史(5) 正義・隠者」創元社 | 生きている間にやりたいことをやろう!コーチたき坊のブログ

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「好きなこと、ワクワクすることを生きている間に一つずつやる」をモットーに同じような思いを持つ方を支援するコーチ。2022年ワタナベ薫さん主催のMCCコーチ養成スクール第1期修了。好きなこと、ワクワクすることをやりたい方の背中を押します。

2024.5.15こんばんは🌃
鏡リゥウジさんの「アルケミスト双書タロットの美術史(5) 正義・隠者」創元社1500円+税を読み終えました📚2024年読書記録91冊目。以下本書から一部引用します。
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「愚者」から始まるタロットの旅で、僕達は素晴らしい愛の歓び(「恋人」)と大きな達成感(「戦車」)を体験する事が出来た。
若々しく鮮烈なその高揚感を味わった後で、僕達が次に出会うのは「正義」と「隠者」の2枚の札である。
若々しい生の歓びを味わう瞬間、人は主観的で「自分」に集中している。
個人としての自分を達成する事が価値の中心になってくるのである。
しかし、「自分だけ」の歓びは長く続かない。遅かれ早かれ、人は社会の中で生かされている事を知る。
そこで善いとされている事、あるいはそうでない事を客観的に見る事が要求される。
つまり社会的な「正義」の感覚を身につける事になる。
そのプロセスの中で、社会における自分の立場を冷静に見る事になるのだ。
それは自分自身を相対化していく事でもあるだろう。
その相対化の作業はやがて「正義」そのものにも向けられる事になる。
この10年、20年の社会の変化を考えてみればよい。
社会通念における「正義」の変わり身の速さに驚くはずだ。
社会的正義は便宜的なものにすぎない。
現世での「正義」を大切にする一方で、俗世を離れて自分自身の内なる思索や価値を護る必要がある。
ここで僕達は内なる「隠者」に出会う事になるのだ。
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鏡リゥウジさんは、占星術研究家、翻訳家。1968年、京都府生まれ。国際基督教大学卒業。同大学院修士課程修了(比較文化)。英国占星術協会会員、日本トランスパーソナル学会理事、東京アストロジースクール主幹。平安女学院大学客員教授、京都文教大学客員教授。多数の著書があります。
本書では、鏡リゥウジさんが、タロット78枚のうち、大アルカナ(切札)22枚の中の、8正義、9隠者について、歴史的な価値ある美しいカラーのタロットカードのイラストを交えながら、それぞれのカードの歴史やメッセージについて、解説しています。
はじめに
8.正義
マルセイユ版タロットの世界
現代のタロット
近現代絵画に見る正義
正義からのメッセージ

9.隠者
マルセイユ版タロットに世界
現代のタロット
近現代絵画に見る隠者
隠者からのメッセージ

特別寄稿 蒼井翔太 タロットが紡ぐ、僕の物語
切札一覧(大アルカナ)

興味ある方は、是非お読み下さい📚🎄
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